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イラッとするのはしょうがない。 大事なのは、その後どうするか!

イラッとするのは誰にでもあること

怒りを持つのは誰にでもあることです。でも、怒りに飲み込まれ、周りが見えなくなって爆発してしまうと、社会で生きづらくなってしまいますよね。そこで、最近は「アンガーマネジメント」と言って、沸き起こる怒りをコントロールする方法がいろいろ紹介されています。

そもそも怒りの感情は、意欲がある人、前向きな人が持ちやすいものです。今の状態を何とかしたいと思っているから。ただ、同じ思いでも、それが怒りになる人と、何かを達成するための原動力に変える人とでは、自分の中のストレスも、周囲からの見られ方もすごく変わってきます。できれば、その怒りをコントロールできる人になって、原動力に変え、いい意味でパワフルな人になりたいものです。

怒りは交感神経が優位になっている状態

怒りは自律神経のうち、交感神経が優位になっている状態です。自律神経は緊張や覚醒をつかさどる交感神経と、リラックスをつかさどる副交感神経が、交互に適度にスイッチできるのが望ましい状態。それによって内臓の働きもコントロールされています。交感神経は明るい時、起きている時、体を動かしている時に優位になりやすく、暗い時や寝ている時、体がじーっとしているような時に優位になりやすいのが副交感神経です。

現代社会は夜でも明るく、睡眠時間が減り、体だけでなく頭の中や流行までも、忙しく動き回っている“交感神経社会”です。全体的にみんながイケイケな感じ。交感神経優位というのは、いつも緊張していて戦闘態勢とも言えるのですが、現代社会は緊張がいっぱい入っているコップに、さらに水(=緊張。ストレスなど)がどんどん入ってくるような状態ってこと。気づかないうちに、精神的にいっぱいいっぱいになっているので、刺激が加わることで、爆発しやすいんです。これは怒りに限らず、喜怒哀楽すべてが極端になっているとも言えるでしょう。でも、怒りが特に話題になるのは、それが元で自分や周囲に迷惑をかけたり、傷つけたりすることがあるから。事件の元になる感情といえば、やはり怒りなのです。なので、古来、哲学や宗教でも、怒りをいかにコントロールするかというのがテーマになってきました。

コントロールの鍵は副交感神経とハッピーホルモン

では、怒りをコントロールするにはどんな方法があるでしょうか。その鍵は、副交感神経とハッピーホルモンです。副交感神経は、上記でも伝えているように、リラックスさせる神経。心身を緩めて、心を和らげます。ハッピーホルモンは、セロトニンのこと。このセロトニンの働きが弱いと、心が逆立った状態になっていくのです。そこで、怒りのコントロールは、この二つがターゲット。

1:吐く息を長めにする呼吸
呼吸は、吸う息が交感神経、吐く息は副交感神経の支配です。そして自律神経を自らの意思でコントロールできるのは、呼吸を介してだけ。ということで、吐く息を長めにして、副交感神経のタイミングを多くしていきます。これは意識的に行うことが大事。4拍で吸って、8拍で吐く。これを一日5分程度行いましょう。だんだんと、リラックスした呼吸になり、連動して、普段から心も緩んでいきます。

2:リズム運動をする
同間隔のリズムを打つような運動を行うと、セロトニンが出やすくなります。なので、ウォーキングやランニング、足踏みなどでOK。イライラし始めたら、相手に聞こえないように、自分を太モモや手のひらの上で、トントントントントン・・・とリズムを打つのも有効。

3:6秒
怒りのピークは6秒と言われています。イライラし始めたら、6秒をやり過ごせば、徐々い怒りは収まっていくわけです。だから、まずはイラッとしたら、1、2、3・・・とゆっくり6まで数えましょう。余裕があれば、この6秒の間に意識的な呼吸をしたり、トントンしたり。

4:HUG
オキシトシンというホルモン知ってますか?これは、母親が子どもを癒す時や、大好きな人とのスキンシップの時に出てくる愛情ホルモン。これが多く出る人は、ほんわかした心の安定した人で入られます。なので、彼氏やご主人はもちろん、友達との別れ際にもHUGをしたり。ペットとのスキンシップを増やすなど、触れ合いの時間を増やしてみましょう。

5:ヨガや瞑想をする
ヨガの目的は、心のコントロールなのです。だから、長期的に見るなら、ヨガや瞑想がオススメ。自分を客観的に見られるようになって、怒りをコントロールできるようになる上に、あまり極端に感情が揺れ動かないようになっていきます。

怒ってはいけない、と我慢するのもストレスになりやすいので、まずは、怒りはしょうがないという気持ちも大事。その上で、どうつき合うか。試してみてくださいね。

 

ライター:大嶋朋子/『Yogini』『YOLO』の他、多くのトレーニング本や、女性の心と体を豊かにする書籍の編集に携わる。日々、女性の心と体について知識を深めている

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