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大事なものは、見えない。 大人に捧げる『星の王子さま』

2018/01/03

大人になると忘れがちな大切なこと

フランスの飛行家・作家であるサン=テグジュペリが書いた『星の王子さま』は、優しい文章の中に深い意味が込められた童話です。砂漠に不時着した飛行士が、他の星から来た王子と交流する物語は、「子どものみなさん、ゆるしてください。ぼくはこの本をひとりのおとなのひとにささげます」という言葉から始まります。

大人になると忘れがちな大切なことを思い出させてくれる『星の王子さま』には、数々の名言が登場します。

大人になったあなたに、年の初め、素敵な言葉をプレゼント。シンプルな言葉ですが、何度か読んでいると、突然、何かに気づくかもしれません。2018年を幸せな一年にしましょうね。

01.
おとなはだれでも、もとは子どもですよね(みんな、そのことをわすれますけど)

02.
おとなのひとはじぶんではまったくなんにもわからないから、子どもはくたびれてしまう。いつもいつもはっきりさせなきゃいけなくて。

03.
おとなのひとに、「すっごいいえ見たよ、ばら色のレンガでね、まどのそばにゼラニウムがあってね、やねの上にもハトがたくさん……」といったところで、そのひとたちは、ちっともそのいえのことをおもいえがけない。こういわなくちゃ。「10まんフランのいえを見ました。」すると「おおすばらしい!」とかいうから。

04.
「まっ赤なおじさんのいる星があったんだけど、そのひとは花のにおいもかがないし、星もながめない。ひとをすきになったこともなくて、たし算のほかはなんにもしたことがないんだ。1にちじゅう、きみみたいに、くりかえすんだ。『わたしは、ちゃんとしたにんげんだ! ちゃんとしたにんげんなんだ!』それで、はなをたかくする。でもそんなの、にんげんじゃない、そんなの、キノコだ!」

05.
「ひとは、ひまがぜんぜんないから、なんにもわからない。ものうりのところで、できあがったものだけをかうんだ。でも、友だちをうるやつなんて、どこにもいないから、ひとには、友だちってものがちっともいない」

06.
「心でなくちゃ、よく見えない。もののなかみは、目では見えない、ってこと。」

07.
「ひとは、じぶんのいるところが、ぜったい気にいらないんだ。」

08.
「子どもだけが、じぶんのさがしものがわかってるんだね。」

いちばんだいじなものは、目に見えない……。あなたには何が見えていますか?

 

ライター:沢田聡子
出典 青空文庫『あのときの王子くん』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 大久保ゆう訳

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