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「もう嫌!」そんな気分もがらっと変える90秒の使い方

新しい季節が巡るたびに、見たことのない景色や出来事に出合い、心踊る日もあれば落胆する日もあり、期待と希望、不安と緊張が代わる代わるにやってくるような気がしませんか。こんなに気持ちが大きく揺れ動いてしまうのは、春到来だからでしょうか?

景色のように、自分の心の情景を眺める

乗り物に乗りながら流れる景色を見ていると、満開の梅、犬を連れた老人、捨てられたゴミ、デートする恋人達など、次から次へと視覚から情報が飛び込んできます。それで感情が揺れ動くこともありますが、景色はどんどん変わるので、先へ先へと視覚情報はアップデートされていきます。

時には、新幹線のような速い時間の流れを感じることもあれば、ナマケモノのようなゆっくりした時間を感じることもありますが、時間が流れているという現状には変わりありませんよね。

日々の出来事も、体という乗り物に乗って、時間の流れを移動しているようなものです。

ワクワク!イライラ!をクリアにする

景色のように流れる自分の心の状況は、簡単に言葉にするのは難しいですが、楽しい!うれしい!悲しい!ツライ!苦しい!切ない!ワクワク!イライラ!モヤモヤ!といろいろ変わるものです。

「楽しい時ほど、時間がすぎるのが速い」「ツライ気持ちは、時間が解決する」など、心と時間を表す言葉の通り、感情も流れる景色のごとくすぎ去ってしまえば、その時に感じた強い思いは薄れて、遥か彼方の景色のように客観視できるようになります。

目安は90秒、立ち止まる

誰でも心は揺れ動きます。いかにして動いた揺れを静かな境域へスッと素早く戻せるかの心の技術が、心身を快適に過ごすコツです。

そのポイントが90秒。約90秒の空白を意識します。

小さな感情の変化に対しては、「ひと呼吸を置く」ように深呼吸することで、心のスイッチを入れ替えることができます。でも、かき乱されるほど大きな感情の渦に飲まれそうな時、イライラやモヤモヤなど感情が衝動的に行動してしまいそうな時には、とりあえず「何もしない」90秒間を作ります。

・90秒をカウントする。
・吐く息を目一杯長くし、5回思いっ切りゆっくり吐く。

社会生活では、予期せぬ出来事に遭遇することは多々あります。でも、それがポジティブだったりネガティブだったりするのは、実は、その時の自分が“そう見たいから”なんです。つまり、気持ちいい状況に見えるのはあなたの心が気持ちいい状態だから。反対に、ツラく見えるのはあなたの心がツライから。あなた次第でどうにでも変えることができると言えるのです。

脳内の感情の処理は、約90秒と言われています。もちろん90秒内で収まらない現状もありますが、自分の想像力で感情の揺れの悪循環を増幅させるという、心の悪化を防ぐことはできます。

何かと遭遇した時、立ち止まる90秒を練習していると、心が平穏になる時間の感覚がつかめるようになっていきます。心が立ち止まる練習を進めていくと、日々の心の情景が、小さな幸せや気づきを発見するような素晴らしい景色に変わっていきますよ。

 

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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