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【心のプロが答える】ちょっと戸惑う。プライドが高い自分との付き合い方

心のプロが、日常によくある悩みに明解な回答!今日は「自分のプライドとどうつき合っていいのかわからない」というお悩み。カウンセラーならではの見方が、あなたの心を助けてくれますよ。

【今日のご相談】
プライドを持って生きているつもりが、プライドが高いやつだと言われてしまうことがあります。プライドを持って生きるって、どういうことなんでしょうか。また、プライドを持って生きていることと、プライドが高いことの違いって何なのでしょうか。

【今日のお答え】

そもそもプライドって何?

そもそもプライドとは何のことでしょうか。辞書で調べると「自尊心」、「誇り」といった日本語を載せているものが、いくつか目に入ります。そう、プライドというのは「自尊心≒自分を大事にする気持ち」のことです。人間が生きていく上で、むしろ持っていないといけないもののことを指しています。

誰かにバカにされたり、大切なものを踏みにじられたら、腹が立ちますよね?それは人間として自然な感情です。そういう感情自体のことや、その感情に基づいて大切なものを守ろうとする態度のことをプライドと言ったりします。

自分がバカにされた時や、自分が大切にしているものが踏みにじられた時には、絶対に引いてはいけません。何があっても折れず引かず、抗議することが本来望ましいことだと思います。もちろん、難しい場面もたくさんあることは承知していますが。プライドを持って生きるのは、とても大切なことです。

プライドが高い人には理由がある

一方で、プライドが高いという言葉は、比較的ネガティブな意味で使われることが多いですよね。「融通が利かない」、「自分が間違っていても非を認めない」、「こだわりが強すぎる」など、ちょっと癖のある、つき合いにくい人のことを指して使われる言葉だと感じます。つまり、プライドの高さはつき合いにくさだということがわかります。

プライドの高い人のようすをよく見ていたり、そういう人とつき合いのある人の、人間関係についての相談を聴いていると、プライドの高い人は「自分自身を大好きな一方、どこか自信がなく、傷つきやすい人」である場合が多いように感じられます。自信がなく傷つきやすいからこそ、自分が傷つかないように、非を認めなかったり、融通の利かない態度を通したりするのかな、というのが私の受ける印象です。

それ自体は別にいいと思いますが、自分のことだけを守っていると、周りの人は「何を言っても聞いてもらえない」と感じ、だんだん離れていきます。もっとみじめで傷つく展開が待っているかもしれません。

どんな人もその人にしかない価値を持っている

どんな人も、その人がその人であるというだけで、唯一無二の価値を持っているのです。自分と他人を比べることに意味はありませんし、人との間に優劣のつくようなことも、本来ありません。「私は私。あなたはあなた」と割り切ったほうが、楽に生きていけるようになります。また、そう割り切れると、プライドの高さがなくなってきて、つき合いやすい人に変わっていけるのではないでしょうか。

ただし、つき合いやすさの中にも、ほどよい礼儀は必要。もし相手が軽口をたたいて、あなたの大切なものを踏みにじるようなことがあれば、それはきちんと抗議したほうがいい。それがプライドを持って生きるということです。

プライドが高いことは、自分のことしか守らず、人が離れる原因にもなり得ますが、プライドを持っていることは、人との人間関係を保ったり守ったりすることにつながります。あなたのプライドは、どの位置になるのか見直してみませんか?

 

 

ライター:二宮誠 from 6483works

話を聞いた人:柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業(専攻は社会学)。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。思春期若者世代の性の悩み相談・悩み解決に携わる。その他、「両親学級」で講師を務めたり、大人の性の相談を受けるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動。

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