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スマホが手放せなくなってない!?そのままでは人としてマズいことになるかも…

【今日のご相談】
スマホが手放せません。仕事中も、誰かと会っている時も、寝る前も、ついつい気にしてしまいます。コレってマズいでしょうか?

【今日のお答え】

感覚が鈍ると大事なものが見えなくなる

スマホ、面白いですもんね。わかります。ネットニュースも気になるし、誰かからLINEが来るかもしれないし、SNSは常に誰かが投稿をあげているし…。アプリを入れて自分なりの使い方をカスタマイズできるからこそ、どんどんのめりこんじゃいますよね。

高校生くらいの時にPHSが普及し始めた世代の私も、高校生の時はそんな感じでした。ついつい気にしてしまうし、忘れて学校に行くと不安でソワソワ。今は仕事上の重大ツールなのでスマホを忘れて出かけるということはありませんが、もしも忘れたらソワソワしちゃうのは今でも変わっていないと思います。

だからこそ言いますが、今回のお悩みは、「マズい」かもしれません。依存症ぽくてマズいという以上に、感性が鈍って大事なものが見えなくなるのが、マズいのです…。

スマホから得られる情報は、目(視覚)に訴える情報と、耳(聴覚)に訴える情報です。におい(嗅覚)や味(味覚)や触れる感じ(触覚)には、まだ対応できていません。秋の公園で紅葉の写真を撮ろうとしてスマホに目を落としたけれど、サーっと吹いていく秋の風が気持ちよかった、なんてことがあると思います。画面から入ってくる情報の量は無限だけれど、どのようにそれを受け取っているのかはかなり限定的なのです。

触れ合うことでしかわからない情報に価値がある
スマホを介してさまざまな情報が受け取れて、家にいながら世界中どこへでも行けるような気持ちになれるのは、とてもすごいことです。でも、実際にその場所に行かないと感じ取れないこともたくさんあります。会うことでしかわからない誰かのこと、抱き合うことで初めてわかる人の体温の温かさ、そういうものもあります。

人間は日々いろいろなものに触れて、感じて、それを自分の中で蓄えたり表現したりして生きています。そういう感性は視覚と聴覚以外の感覚も(つまり五感すべてを)フルに使ったほうが自分らしくなっていくものです。出かけていくことや、人に会うことが億劫に感じたり、ちょっと怖いと感じたりするのもわかりますが、時にはスマホに触らない日を作って、自分の人間としての感覚を頼りに生活するのもいいかもしれません。思い切って家にスマホを置いて、15分でもいいので近所を散歩してはどうでしょうか。

※手放そうとすると禁断症状が起こるとか、生活に支障が出るレベルで手放せないとかだと、治療が必要な可能性があるので、それは病院で相談してほしいところですが、今回はちょっと違うことを伝えさせていただきました。

 

ライター:あかり from 6483works
話を聞いた人:柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業(専攻は社会学)。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。思春期若者世代の性の悩み相談が専門。「性」という表立って相談しづらいテーマを扱っている・気長く粘り強く人の相談を聴くなどいくつかの理由から、年代を超えた様々な人から様々な内容の悩み相談を受けている。ほかに、「両親学級」で講師をつとめるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動している。

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