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彼との関係で「私が我慢すればいい」と思ってしまうことがある。それっていいのかな…

【今日のご相談】
私の彼はいろいろなことができます。すごいなといつも思える、尊敬できる人。でも、年齢が離れているせいか、彼が自分勝手で強引と思う時があります。暴力を振るわれるわけではないし、プレッシャーと戦いながら仕事をしている彼の拠りどころになれればという気持ちもあって、私が我慢すればいいんだと思っています。でも、時々自分の中で気持ちの整理がつかないことが。どうすればいいでしょうか。

【今日のお答え】
恋愛している二人は本来対等
年上でワンマンな彼氏さん。具体的にどんな行動を自分勝手とか、強引と感じたり、自分が我慢すればいいと感じたりするのでしょうか。彼氏さんのことをとても尊敬していて大好きなことがわかる一方で、「自分が我慢すればいいんだ」というのは、やはり気になります。

年上の男性という存在は、本人が思っている以上に強く、周囲から怖がられてしまう時があります。けれども、恋愛関係にある二人は、どんなに歳が離れていようと、年収に差があろうと、社会的な地位が離れていようと、対等なんです。だから、どちらかだけが我慢していればいいということはありません。

感情にフタをしてはダメ

感情を侮らないほうがいいです。友達に貸した6,000円を返してもらえないからという理由で、何十万円もかけて裁判を起こす人だっています。論理的に考えれば、何十万円もかけて裁判するお金と時間があるのなら、6,000円なんて諦めてあげなさいとなります。でも「自分の主張が正しいことを認めてもらいたい!」という感情的な欲求があるから、割に合わない裁判を起こすんです。人間にとって感情というのはこれくらい大きな存在です。

だから、自分の感情にはフタをしないほうがいいのです。我慢は限界のある美徳ですから、我慢の先で感情が壊れてしまいます。現に、相談者さんも、時々自分の中で気持ちの整理がつかないことがあると、おっしゃってますよね。整理がつかないことがあると認識できていることはとても大事なことですし、それをこうして口に出せることも素晴らしいことです。いずれパートナーさんとこういうことを話し合えるといいなと思います。

——彼への感情の伝え方——

Step1 嫌なこと、ツラいことを伝える
では、話題に出す時には具体的にはどうすればいいでしょうか。
まずは想いを伝えてみて下さい。「そういう言い方をされるとツライ」、「本当はこういう風にしてもらえたほうがうれしい」そんな風に言ってみて下さい。何か嫌なことやツライことがあった時に、間を置かず、記憶が新しいうちに言うことがポイントです。まずは、「何に対して」、「自分がどう感じたのか」を表現することが大事です。だから「そういう言い方をされるとツライ」という言い方が有効です。

Step2 どうしてほしいかを伝える
次に、どういう風にしてもらえたらいいのかを伝えてあげて下さい。嫌なことを嫌と言われるだけだと、どうすればいいかがわからないので、何もできなくなってしまいます。だから「本当はこういう風にしてもらえたほうがうれしい」という言い方が有効になります。ご自身の中で嫌なことと、どう改善してほしいかがわかっている時は、このような伝え方をしてみるといいと思います。

Step3 嫌な気持ちになったなら、それも伝える
他方で、うまく言い表せないけれど何か嫌な気持ちになった、ということもきっとあると思います。その時は、それをそのまま伝えて一緒に考えてみる時間を作ってはどうでしょうか。楽しい時に楽しく一緒にいられるのは当然と言えば当然です。反面、ツライ時や難しい局面に立った時にきちんと逃げずに向き合えるか・協力し合えるかに、カップル関係の本質が問われているのではないかと思います。

時間をかけて気持ちを伝えるのも大事

話の大事さが分かって向き合いたいと思ってもどうすればいいかわからないという人もいます。そういう時には、焦らず時間をかけてあなたの気持ちを伝えてみて下さい。時間はかかるかもしれませんが、きちんと向き合って話をする時間を作ることに価値があります。

一方で、パートナーがこういうことをないがしろにしたり大事さを理解できなければ、それはあなたを大事にできないことにもつながるので、関係の在り方を一度考えたほうがいいかもしれません。

感情を侮らない・ないがしろにしないことの大事さを今日はお伝えしました。

 

ライター:二宮誠 from  6483works

話を聞いた人:柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業(専攻は社会学)。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。思春期若者世代の性の悩み相談が専門。「性」という表立って相談しづらいテーマを扱っている・気長く粘り強く人の相談を聴くなどいくつかの理由から、年代を超えた様々な人から様々な内容の悩み相談を受けている。ほかに、「両親学級」で講師をつとめるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動している。

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