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「有機野菜」って本当にいいの? 知っておきたい野菜の選び方

野菜ってどうやって選んでる?

ベジタリアンや子育て中のママだけでなく、トレーニングを意識する美意識の高い女子なら、野菜を中心とした食生活を心がけたいところ。
でも、野菜ってスーパーで何げなく買ってる…。

ということで調べてみたら、野菜は育て方にいろんな方法があるみたい。
有機野菜に、無農薬、減農薬など…。農薬って名前が入っていると、なんとなくカラダに悪いイメージ。でも、有機と聞くとなんとなくカラダに良さそう! それ、はたして本当?

健康によさそうな「有機野菜」って何?

今、“有機”という言葉を表示できるのはJAS法の厳しい規定をクリアしたものだけなのだそう。ちなみにJAS法というのは、「農林物資の規格等に関する法律」のこと。

例えば畑の土は、種まきや植え付けの2年以上前から化学的な肥料や農薬を使わないで、天然物資に由来する堆肥などの有機肥料を使う。遺伝子組換えの種は使わない、など厳しく決められた規定をクリアにしなければいけない…んだとか。
何だか、難しい…。

そしてこの条件をクリアするために、生産者の人達には、作業だけでなくて経済的にも負担が大きくかかっていて、ものすごい努力が必要。だから「有機野菜」がちょっと割高になるんだって。

実は、独自の基準で“有機”とアピールされ、売られているものもあるんですが、これはあくまで公的ではないとのこと。

安心安全の野菜選び方のコツは?

でも、そんな厳しい有機JASの規定に、実は、「安全や健康にいい」という言葉や定義はないんです! でも、安全=農薬を使わないというイメージがどうしてもありますよね? 何で?????

それは、1970年ごろまで毒性の強い農薬を使って作られたものがかなり出回っていて、健康被害が問題になったころの負のイメージを引きずっているから、と言われています。

今は、使用量を管理すれば毒性が見られない物が8割以上。農薬自体も残留しにくいものが求められ、農薬取締法できちんと管理されているので、農薬=すべて体に悪い! ということではないらしいです。

また農作物の怖さは、農薬だけでなく、発がん性のあるカビ毒などのほうがよほど危険! それなら、農薬を合理的につかってカビ毒に汚染されていないものを選ぶほうがいいとも。

とはいえ、有機的な育ち方〜〜つまり、生物の命の循環の中に自然にあるものとして育てられた、“有機野菜”はエネルギーが高い、という考え方もあるから、何がいいかは一概に言えませんね。

私は何が食べたいのかを決める

有機野菜にこだわりたいなら、有機農家のカビ毒や土壌対策をとことん調べるのがまずはオススメ。また、有機にこだわらず、スーパーや自然食品の店で鮮度のいい旬のものを選ぶなど、自分の価値観で選んでみて。自分が何を食べたいのか、食べるってどういうことなのか、まできちんと自分と対話して基準を決めておくといいでしょう。

<表示つきの野菜の特徴>
有機・オーガニック…有機JAS認証。化学合成の農薬、肥料の不使用、栽培場所の条件など細かく規定されている

減農薬…特別栽培。化学合成の農薬、肥料を慣行レベルの50%以上削減している

無農薬…公的認証ではない。化学合成の農薬を使用していないことが多い

自然農法…公的認証ではない。人為的な栽培を避ける場合が多いけれど、手法はさまざま

 

ライター:北川彩
出展『Yogini』vol.47「毎日食べてる野菜のことちゃんと知りたい」
監修:松永和紀/科学ライター。京都大学大学院農学研究所修士課程修了。主に農業、食、環境関連の記事を執筆

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