忙しい日のお助けレシピ！パスタを煮込んで作る「フライパンシーフードパスタ」

忙しくて時間がないときも、疲れて料理を作る気持ちになれないときも、無理をせずに手軽に作れるおかずを紹介します。材料は手をかけずに調理できて使い回しのできるものをセレクト。便利な市販の調味料の力も借りて、少ない材料で手間をかけない方法でおいしく作ります。ボリュームも満点で大満足の“ゆるごはん”を、ぜひお試しください。

今回は、魚介のおかずの中から「フライパンシーフードパスタ」を紹介。パスタを加えて煮込みながら作る簡単レシピ。パスタは扱いやすいショートパスタを使います。

フライパンシーフードパスタ

［材料］（2人分）
・シーフードミックス（冷凍）…300g
・ショートパスタ（フジッリなど）…120g
・玉ねぎ…1個
・塩…適量

【A】
・チューブ入りにんにく…3cm
・水…300ml
・しょうゆ…小さじ1

・バター…10g
・万能ねぎの小口切り…3本分
・粗こしょう（黒）…各少々
・オリーブ油…大さじ1／2

1．玉ねぎを炒める

玉ねぎは縦半分に切り、縦に5mm幅に切る。オリーブ油を熱したフライパンに入れ、塩少々をふって全体に油がまわるまで炒める。

2．パスタを加えて煮る

1に、凍ったままのシーフード、【A】、塩小さじ1／4を入れてふたをする。煮立ったらパスタを入れて混ぜ、火を少し弱めて（ふつふつしている状態を保つ）、ときどき混ぜながら袋の表示時間よりも2～3分長めに煮る。

3．バターを加える

汁気がほとんどなくなり、パスタに火が通ったらバターを加えて合わせ、火を止めて万能ねぎ、粗びきこしょうを加えてざっと混ぜる。

ゆるごはんの味方“ショートパスタ”

ゆですぎても食感が損なわれにくいショートパスタがおすすめ！

スパゲッティなどのロングパスタはゆで時間をオーバーすると、そうめんのようになってせっかくの味が台無しに。ゆるごはんには、ゆですぎても食感がそれほど変わらないショートパスタが安心。なかでも平たいものではなく、写真のように棒状で形がしっかりして、ソースのなじみやすい筋や凹凸があるものがおすすめ。

▲ジュメーリィ（左）…マカロニを2本組み合わせた双子の意味のパスタ。／フジッリ（中）…らせん状のパスタ。／ペンネリガーテ（右）…ペン先の形をしたパスタで筋（リガーテ）のあるもの。

レシピ考案：料理家・須永久美（すなが　くみ）

料理研究家。編集ライター。食物学を学び、飲料の研究開発や冊子編集等を経験したのちフリーランスの編集ライターに。酒の肴をはじめ、料理にも定評があり、2006年より料理家としても活動を開始。自宅の神奈川県湯河原町と実家の東京をベースに、手軽においしく作れて楽しめるレシピを考案している。著書に「エライ！　もやしのおかず＆つまみ81」（講談社）、「ちょっと干すだけで旨味がUPしておいしくなる！　新・干し野菜レシピ」（ぴあ）などがある。