同じ写真と思えない! 朝ごはんをもっとおいしそうに撮るスマホ撮影術
MY LIFE RECIPE 編集部
- 2017年08月31日
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インスタ映え間違いなし! プロの撮影テク教えます
「朝ごはん」ってなんだかとても心地よい響きを持っている、と思いませんか? パンケーキやエッグベネディクトなど、朝ごはんに関係するブームも少なくありません。「#朝ごはん」とInstagramで検索してみると、素敵な朝ごはんの風景がいっぱい! 2017年8月時点でその投稿数は250万件を超えています。
朝からきちんと食べると体がシャキッと目覚めて、気持ちがいい。そんな朝ごはんタイムを過ごせたら、やっぱり写真におさめておきたいもの。しかも、なるべくおいしそうな姿で!
そこで自宅で作れる簡単な朝ごはんアイデア&レシピを集めた1冊『簡単! 毎朝が楽しくなる! 朝ごはんBEST200』から、朝ごはんをスマホでおいしく撮るためのコツをご紹介。プロカメラマンの山下コウ太さんが、スマホでも簡単に美しく見せる方法を教えます。
おいしい写真を撮るための3ステップ
おいしそうに撮りたいと思ったら、まずはこちらの3点を意識して。
【1】イメージ、場所を決める
【2】料理を作り、盛る
【3】すぐに撮る
まず具体的な写真のイメージを決め、撮影場所も決めてから料理を作ります。料理はでき上がりが一番おいしく見えるので、すぐに撮れるよう、準備は万端に。基本的に部屋の照明は消します。またレンズの汚れも、あらかじめ拭いておきましょう。
市販のごみ袋も撮影に活躍!
市販の乳白色のごみ袋は、文字がある面を切って除き、窓に貼れば直射日光をほどよくやわらげ、立体感のある写真に。100円ショップで買えるA3サイズの白いカラーボードは2枚をテープで貼れば即席のレフ板に。黒い紙を貼れば黒のレフ板としても使えます。
ではここからは、実践編。テーマ別のポイントを解説しましょう。
「北欧風のワンプレート朝ごはん」はこう撮る
スマホのレンズは広角なので、少しズームしてから焦点を合わせると◎。明るさは好みで整え、色調はやや青く、コントラストは強くして雰囲気を演出。緑や赤が沈まないよう、彩度を保って調整するのがコツ。構図は余白を作ると、観る人に考える余地ができ、ストーリー性が生まれます。
★POINT
窓に乳白色のごみ袋(下記)を貼って直射日光をやわらげ、窓の光を受け止めるようにカラーボードのレフ板(下記)を立てます。こうすると自然光をほどよく残しながら背景全体に光が反射し、印象が明るくなります。また、料理の鮮やかな色が生きるように真上から撮ります。
「なつかしさを感じる定食朝ごはん」はこう撮る
器が複数ある場合、まっすぐ並べると単調になるので少し斜めに配置して変化をつけて。ここでも先にズームをし、焦点を合わせて撮影。被写体の手前が若干暗くなりますが、なつかしい雰囲気と臨場感を優先。卵焼きの色がくすまないように、明るさと彩度は全体のバランスを見て調整を。
★POINT
逆光を生かして撮影。「北欧風のワンプレート朝ごはん」と同様、窓には袋を。片面を黒くしたカラーボードのレフ板は黒い面を窓側に向けて置き、テーブルの奥で反射する窓から入る光を遮ります。中央をあけて置けば、部分的に光が射し込んでいるような雰囲気になり、なつかしさを生みます。
さらにフィルターでアレンジ
おいしさよりも雰囲気を優先し、加工アプリのビンテージ風フィルターと黒の外枠をたしてなつかしさをアップ。同じ加工の写真を並べれば、ひとつの物語のような雰囲気にも。
いかがでしたか? 自宅にある、ごみ袋が光をあやつる撮影道具になるとは……。プロカメラマンの腕のみせどころのひとつは、その光の扱い方の巧みさ。ぜひ自宅で朝ごはんを撮影するときには、「光」に注目してトライしてみましょう。フィルターもさらに効果的になるはず!
●山下コウ太
料理写真撮影研究家。東京ビジュアルアーツを卒業後、写真家の安東紀夫氏の助手を経て2002年に独立。料理の撮影を中心にインテリア、建築の撮影まで幅広く活躍中。
(出典:『簡単! 毎朝が楽しくなる! 朝ごはんBEST200』)
(ヨシザワ)
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初めて料理を作る人も料理好きも、女性も男性も楽しめるレシピマガジン。毎日のおかずからスイーツ、パン、お弁当まで、美味しいレシピ情報を見やすく、わかりやすくお届け。
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