お弁当作りは長距離走! 無理せず続けるコツは4つ!
MY LIFE RECIPE 編集部
- 2017年11月10日
「家族には、なるべくおいしく、飽きがこないお弁当を持たせてあげたい」とは思うものの、現実はなかなか厳しく、「あ~あ、今日もマンネリ弁当になっちゃった」という朝も多い、編集Mです。SNSなどで、愛情いっぱいの細やかなお弁当を見ると、自己嫌悪に陥ることもしばしば。
そんなわけなので、料理研究家・長谷川りえさんの「お弁当は毎日のことなので、15~20分でできるおかずしか作りません。ラク弁当は、調理はなるべく短時間、手間はできるだけ最小限がモットー」という言葉を聞き、かなり気がラクになりました。そうか、プロだって15~20分なのね……。ならば、その15~20分でどう使えば、おいしいお弁当になるんだろう? 長谷川さんにお話をお聞きしました。
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忙しい朝には、電子レンジが大活躍
「我が家のお弁当作りには電子レンジが欠かせません。手抜きをしているような罪悪感を感じる方もいるかもしれませんが、電子レンジだからこそ、おいしくできる料理もたくさんあります。
肉を加熱すれば短時間で中までしっかり火を通すことができますし、味もよくしみ込み、ふっくらと仕上がります。ブロッコリーなど、ちょっと野菜を入れたいときもレンジで加熱すれば、あっという間にゆで野菜に。加熱している間は、他の作業ができるのもうれしいところです」
ベーコン巻きを作るときも電子レンジで加熱。
前日の夕食おかずを再利用
「毎朝、お弁当用にイチからおかずを作るのは大変です。から揚げやカツ、ハンバーグなど、お弁当にも使えるおかずは、夕飯を準備するとき多めに作っておき、冷蔵庫に取りおきます。メインおかずが決まっているだけで、ずいぶん気持ちがラクになります。
夕飯のおかずをそのままお弁当に入れることもありますが、味を少し変えたり、別の料理にアレンジしたり、簡単なリメイクをすることも多いです。すでに火が通っているので調理時間も短く、負担も軽減されます」
前日の夕飯に出したチキンカツをメインおかずに。
前日に食材を準備しておく
「朝起きてすぐお弁当の調理に取りかかれるように、前日の夜にお弁当の内容を決めて食材を用意するようにしています。夕飯に使うには少ない中途半端に余った肉や野菜も、お弁当で使いきります。食材はバットに並べて(余裕がある日は切っておく)ラップをかけ、冷蔵庫へ。肉は調味料に一晩漬けておくと、翌朝は焼くだけでOK。こうした前日の準備が自分を助けてくれます。一晩寝たら準備したことを忘れることもあるので、朝一番で冷蔵庫を確認しています」
豚肉はドレッシング漬けにすれば、翌朝焼くだけ。あとは、余った野菜をバットにセット。
夕食準備のついでに常備菜を作る
「常備菜はいつも作っているわけではないですが、冷蔵庫にある日はお弁当作りがぐっとラクになります。私の場合、お弁当のために常備菜を作るというより、夕飯のおかずにも使えるものを多めに作っておくことが多いです。常備菜は味つけがシンプルなものにすると、少し手を加えるだけでアレンジができてレパートリーも広がります。
また、お弁当は『しっかり味+あっさり味+味つけなしの野菜』を組み合わせているので、ゆで野菜もストックしています」
左上から時計回りに、カレー玉ねぎ、きのこマリネ、ピーマンの昆布あえ、さつま芋の甘煮。
前日に準備をすることなどは、今日からでもできそう。これをやっておくだけで、お弁当作りに向けて少し心づもりができ、朝のせわしなさが減りそうです。お弁当作りは長距離走だけに、できることから少しずつ。目指せ、脱マンネリ弁当!
●長谷川りえ
料理研究家。大手食品会社で商品開発を担当し、多くのヒット商品を生み出す。その後、レストラン、フランス菓子店、料理研究家のアシスタントを経て独立。雑誌や書籍、テレビなど幅広い分野で活躍中。20年ほど前から夫のお弁当作りをはじめ、ブログで日々のお弁当を紹介。著書に『園児べんとう』『すぐ作れて毎日使える! 10分常備菜』『繰り返し作りたくなる! ラク弁当レシピ』(すべてエイ出版)、『青空ピクニック弁当』(イカロス出版)など多数。
「家族へ 健康弁当」http://riesan.exblog.jp/
(出典:『繰り返し作りたくなる! ラク弁当レシピ2』、著:長谷川りえ)
(編集 M)
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