時間が経ってもおいしい！　家族みんなが喜ぶ『ソースカツ弁当』レシピ・作り方

ご飯の上におかずをのせた、簡単のっけ弁当。おかずをたっぷり食べられて、ご飯がモリモリ進みます。今回はそんな、ボリュームもあって見た目も華やかなのっけ弁当の中から『ソースカツ弁当』を紹介。

カツの入ったお弁当は見た目も豪華で家族に喜ばれます。レシピ考案者で料理家の長谷川さんも、前はよく卵でとじたカツ丼を作っていたそうですが、たっぷりソースをからめたほうが、時間が経ってもおいしく、いまではソースカツが長谷川家の定番。

チキンソースカツ弁当

夕飯にチキンカツを揚げたら、1枚お弁当用に取りおきしておく。家族の目に留まると全部食べられてしまうので、冷めたらすぐ冷蔵庫へ！　ソース味のカツはご飯がどんどん進むので、ご飯は多めにし、副菜は切り昆布の煮ものと、ゆで卵でシンプルに。

メインおかず

●ソースカツ
［材料］（1人分）
・鶏もも肉…1枚
・塩、こしょう…各少々

【A】
・卵…1個
・薄力粉…大さじ4
・水…大さじ2

・パン粉…適量
・揚げ油…適量
・ウスターソース…適量

［作り方］
1．鶏肉は半分に切り、両面に塩、こしょうをする。
2．【A】をボウルに入れてよく混ぜ合わせ、パン粉はバットに広げる。
3．鶏肉を【A】にくぐらせ、パン粉を全体につける。170度に熱した油に入れ、中まで火が通るようにしっかりと揚げる。
4．バットなどにソースを入れ、カツの両面にからめる（下記の［ポイント］参照）。食べやすい大きさに切る。

［ポイント］躊躇せずにソースはたっぷりつけるのがおいしさのポイント。

副菜

●切り昆布の煮もの
［材料］（作りやすい分量）
・切り昆布…150g
・油揚げ…1枚
・にんじん…1／4本

【A】
・だし汁…150ml
・しょうゆ…大さじ2
・みりん…大さじ2

・サラダ油　少々

［作り方］
1．切り昆布は7～8cm長さに切る。油揚げは1cm幅に切り、にんじんは薄い短冊切りにする。
2．鍋にサラダ油を熱し、1を入れて中火で炒める。
3．【A】を加え、中火で10分煮る。

●ゆで卵
［材料］（作りやすい分量）
・卵…3個

1．卵は冷蔵庫から出しておく。小鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら、玉じゃくしに卵をのせてゆっくりと鍋に入れる。
2．中火で10分ゆで、冷水にとって冷やす。
＊冷蔵庫で5日ほど保存可能。

『ソースカツ弁当』のバリエーション

ロースカツで

メインは豚ロースを使ったソースカツ。から揚げとにんじんの煮ものに絹さやを電子レンジで加熱して添え、キャベツのせん切り、きゅうりとみょうがの塩もみでさっぱりと。

サンドイッチ用のカツで

お子さんの遠足用にロースカツサンドを作り、パパのお弁当はソースカツに。ご飯いっぱいにのせ、キャベツのせん切り、にんじんグラッセ、きのことブロッコリー炒めを添えて。

チキンカツ丼

ボリューム満点のソースチキンカツ丼。キャベツのせん切りとブロッコリーのオリーブオイルソテーが副菜。キャベツをたっぷり入れて、マヨネーズを添える。

レシピ考案：料理家・長谷川りえ

料理研究家。大手食品会社で商品開発を担当し、多くのヒット商品を生み出す。その後、レストラン、フランス菓子店、料理研究家のアシスタントを経て独立。雑誌や書籍、テレビなど幅広い分野で活躍中。また、神奈川県「三浦半島はイタリア半島プロジェクト」の発案者としても活動。20年ほど前から夫のお弁当作りをはじめ、ブログで日々のお弁当を紹介。著書に『園児べんとう』『すぐ作れて毎日使える！　10分常備菜100』『繰り返し作りたくなる！　ラク弁当レシピ』（すべて小社刊）、『青空ピクニック弁当』（イカロス出版）など多数。

●「家族へ　健康弁当 」http://riesan.exblog.jp