ペーストの作りおきがあれば時短で完成「かぼちゃのポタージュ」レシピ・作り方

具材と水分を鍋に入れて煮るだけで完成するスープ。作り方はシンプルなのに、味は最高。体も心も温まるから不思議です。本書では、手軽に作れるかんたんスープから、クリーミーな味わいが人気のチャウダー、野菜ペーストの作りおきですぐできるポタージュまで、厳選して紹介します。

今回は、「かぼちゃのポタージュ」を紹介。人気のかぼちゃのポタージュも、かぼちゃペーストがあれば、いつでも気軽に楽しめます。

かぼちゃのポタージュ

［材料］（2人分）
●かぼちゃペースト
・かぼちゃ…1／4個（正味450g）
・玉ねぎ…1／2個（正味100g）
・塩…小さじ1／4
・水…大さじ5

・牛乳…150～200ml
・塩、こしょう…各少々
＊かぼちゃペーストは仕上がりで約480g分です。2人分ではこのうち150gを使用します。

ステップ１
ポタージュペーストを作る（保存期間：冷蔵6日、冷凍1カ月）

1．材料を切る
かぼちゃはわたを除き、皮をむいて薄切りにする。玉ねぎは半分に切り、繊維と垂直になるように薄切りにする。

2．蒸し煮にする
鍋に野菜と塩を入れて水を加え、中火にかける。煮立ったのがわかるように、ふたを少しずらしてのせる。煮立ったらふたをし、弱火で20分ほど蒸し煮にして火を止める。
＊かぼちゃ、じゃが芋、さつま芋のペーストの場合は、鍋に焦げつかないように玉ねぎを先に入れる。

3．ミキサーにかける
粗熱が取れたらミキサーに入れ、なめらかになるまでかくはんする。
＊すぐに冷ましたいときは、バットなどに移して粗熱を取る。

4．保存する
清潔な保存容器や保存びん、保存袋などに入れ、密閉して保存する。
＊冷凍の場合は場所をとらない保存袋が便利。バットなどにのせて平らにして冷凍庫へ。

ステップ２
ポタージュペーストを水分でのばして温める

5．溶き混ぜる
小鍋にかぼちゃペースト150gを入れ、牛乳などの水分を少しずつ加えて混ぜる。

6．温める
弱めの中火にかけ、ゴムべらで混ぜながら温める。

7．調味する
塩、こしょうで味を調える。
＊器に盛り、あれば生クリーム適量をたらして竹串などでなぞる。

味のバリエーションが広がる水分

ペーストを溶きのばす水分は、好みで変えることができる。ブイヨンやだし汁は、市販のスープの素やだしの素（顆粒）を湯で溶いて分量を用意してもOK。スープの素は味が濃くなりやすいので、袋の表示よりも薄めに作る。水300mlに対してスープの素（顆粒）小さじ1／2が目安。

レシピ考案：料理家・森崎　繭香（もりさき　まゆか）

フードコーディネーター。お菓子・料理研究家。大手クッキングスクール講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。雑誌や書籍など、幅広く活躍。