おもてなしやプレゼントにもぴったり！「ガトーシトロン」レシピ・作り方

さわやかな香りときりりとした酸味が人気のレモン。ポストハーベスト農薬の心配のないレモンなら、果肉や果汁はもちろん、皮まで余すことなく使えるところが魅力です。こちらでは、レモンをまるごと使ったバリエーション豊かなお菓子を紹介。レモンのさわやかな香りが加わって、ひと味違ったおいしさを楽しめます。

今回は、果肉の酸味と、皮のほろ苦さが味のアクセントになっている「ガトーシトロン」を紹介。レモン果汁とグランマルニエを加えたさわやかな風味の生地に、スライスレモンを並べて焼いたかわいらしいケーキです。おもてなしやプレゼントにもぴったり！

ガトーシトロン

［材料］（15cm×15cmの角型1個分）
・無塩バター…100g
・上白糖…100g
・卵…2個

【A】
・薄力粉…110g
・ベーキングパウダー…大さじ1／2

・レモン果汁…大さじ1
・グランマルニエ…大さじ1
・レモン…1個
・グラニュー糖…小さじ1

◎グランマニエ
コニャックをベースに、ビターオレンジの皮から作られる琥珀色のオレンジリキュール。さわやかな香りと深みのある味わいが特徴。

［準備］
・バターは室温において柔らかくする。
・レモンは約3mm厚さにスライスし、【A】は合わせてふるう。
・型の底と側面にオーブンペーパーを敷き、オーブンを170℃に温める。

1．バターなどを混ぜる

ボウルにバターと上白糖を入れてハンドミキサーですり混ぜる。

2．溶き卵を混ぜる

白っぽくなったら、よく溶きほぐした卵を5～6回に分けて加え、そのつどハンドミキサーでよく混ぜる。途中、分離しそうになったら、合わせた【A】のうち、大さじ2～3を加えて混ぜる。

3．粉類を加える

2に残りの【A】を加えてゴムべらで合わせる。

4．レモン汁と洋酒をイン

粉っぽさがなくなったら、レモン果汁とグランマルニエを加えて合わせる。

5．型に入れる

型に4を入れて表面を平らにならす。

6．レモンを並べて焼く

レモンを少しずつ重ねながら並べ、グラニュー糖を全体にふる。170℃のオーブンで40～45分焼く。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。型に入れたまま冷ます。

レシピ考案：料理家・齋藤真紀（さいとう まき）

お菓子・料理研究家。洋菓子店でパティシエとして勤務したのち、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしいレシピが人気で、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍。『小麦粉・卵・乳製品ゼロ！ 15分でできる！ 米粉の蒸しパン』『りんごのお菓子』（ともに小社）、『たっぷり作ってずっとおいしい！ 簡単おかず作りおき おいしい230レシピ』（新星出版社）など著書も多数。