レモン果汁とラム酒の効いた大人スイーツ「レモンベイクドチーズケーキ」レシピ・作り方

さわやかな香りときりりとした酸味が人気のレモン。ポストハーベスト農薬の心配のないレモンなら、果肉や果汁はもちろん、皮まで余すことなく使えるところが魅力です。こちらでは、レモンをまるごと使ったバリエーション豊かなお菓子を紹介。レモンのさわやかな香りが加わって、ひと味違ったおいしさを楽しめます。

今回は、コクがあってほどよい酸味のチーズ生地に、レモン果汁と皮を加えたさわやかなチーズケーキ「レモンベイクドチーズケーキ」を紹介。ラム酒をきかせて風味を高めます。

レモンベイクドチーズケーキ

［材料］（直径18cmの丸型1個分）
【ボトム生地】
・グラハムビスケット…100g
・無塩バター…50g

・クリームチーズ…400g
・上白糖…90g
・卵…2個
・生クリーム…150ml
・レモン果汁…大さじ2
・コーンスターチ…大さじ3
・レモンの皮のすりおろし…1個分
・ラム酒…大さじ1

［準備］
・クリームチーズは室温において柔らかくする。
・ボトム生地のバターはボウルに入れ、湯せんで溶かす。
・型の側面に薄くバター（分量外）を塗り、オーブンを170℃に温める。

1．ボトム生地を作る

グラハムビスケットは厚手のビニール袋に入れて麺棒などでたたき、さらに上から麺棒をころがして細かく砕く。湯せんで溶かしたバターに加えて混ぜる。

2．型に敷く

1を型に入れ、ゴムべらなどで押しつけるようにして敷き込む。

3．チーズの生地を作る

ボウルにクリームチーズを入れてゴムべらで練る。なめらかになったら上白糖を加えて混ぜる。

4．卵などを加えて混ぜる

卵を1個ずつ加えてはゴムべらで混ぜる。生クリーム、レモン果汁、コーンスターチを順に加え、そのつど混ぜる（途中、柔らかくなってきたら泡立て器に代える）。

5．こして洋酒などをイン

4の生地をこし、レモンの皮とラム酒を加えて混ぜる。

6．型に流して焼く

2に5を流し入れ、170℃のオーブンで70～80分焼く。型のまま冷ます。

レシピ考案：料理家・齋藤真紀（さいとう まき）

お菓子・料理研究家。洋菓子店でパティシエとして勤務したのち、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしいレシピが人気で、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍。『小麦粉・卵・乳製品ゼロ！ 15分でできる！ 米粉の蒸しパン』『りんごのお菓子』（ともに小社）、『たっぷり作ってずっとおいしい！ 簡単おかず作りおき おいしい230レシピ』（新星出版社）など著書も多数。