衣にソースが絡んで食べやすく、冷めても美味しい「味つきから揚げ弁当」レシピ・作り方

簡単に作れて見栄えがよく、何度食べても飽きがこない、ボリューム満点のお弁当レシピをご紹介します。今回は「味つきから揚げ弁当」をお届け。から揚げはそのまま入れることもありますが、冷めてもおいしく、食べやすくするために簡単な工夫をしたのが、味つきから揚げです。衣にソースがからんでいるので口あたりもよくなり、いつもとは違う味の変化があって、とても喜ばれています。

味つきから揚げ弁当

メインおかず

●味つきから揚げ
［材料］（1人分）
・から揚げ…2～3個（参照）
・マヨネーズ…大さじ1
・ごま油またはラー油…少々
・煎りごま（白）…適量

1．から揚げは耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで1分加熱する。取り出して大きいものは半分に切る。
2．ボウルにマヨネーズとごま油を入れて混ぜ、1を加えて全体に味がなじむようにしっかりあえる。最後にごまを加えてあえる。

副菜

●きのこのスパゲッティ
［材料］（1人分）
・ゆでたスパゲッティ…1／2人分
・まいたけ…20g
・生しいたけ…1枚
・塩、こしょう…各少々
・トマトケチャップ…大さじ2
・オリーブ油…少々

1．しいたけは石づきを取って1㎝幅に切る。まいたけは食べやすい大きさにほぐす。
2．フライパンにオリーブ油を熱し、1を中火で炒め、塩、こしょうをする。
3．トマトケチャップを加えて炒め、スパゲッティも加えて全体をよくからめる。

●自家製伊達巻き（冷蔵3日）
［材料］（作りやすい分量）
・卵…3個
・はんぺん…1枚
・みりん…大さじ3
・麺つゆ（希釈したもの）…大さじ1
・サラダ油…少々

1．はんぺんは適当な大きさに切る。サラダ油以外の材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで30秒ほど撹拌する。
2．フライパン（直径28cmを使用）にサラダ油をなじませて熱し、生地を流し入れる。ふたをして弱火で4～5分焼き、全体に火が通ったら裏返し、さらに2分焼く。
3．焼き目がついたら火を止めて取り出し、上下の端を切って丸めやすい形に整える。
4．巻きすで巻き、しっかりと輪ゴムでとめて10～15分おき、形をなじませる。食べやすい大きさに切る。

から揚げ（冷凍1か月）

から揚げは衣に卵を入れると、カリッ、ふわっの食感に。時間がたってもかたくならず、 お弁当にぴったりです。下味はしっかりつけますが、シンプルに。そのまま食べてもおいしく、味つきから揚げにもアレンジできます。

［材料］（作りやすい分量）
・鶏もも肉…1枚
・しょうゆ…大さじ1
・ごま油…大さじ1/2
・こしょう…少々
＜衣＞
・卵…1個
・水…100ml
・薄力粉…大さじ5
・片栗粉…大さじ5
・揚げ油

1．鶏肉は食べやすい大きさに切る。しょうゆ、 ごま油、こしょうをまぶし、下味をつける。
2．ボウルに水と卵を入れ、泡立て器でよく混ぜる。薄力粉と片栗粉を加えてさらによく混ぜ、衣を作る。
3．1を2の衣に入れてからめ、170℃に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げる。

レシピ考案：料理家・長谷川りえ（はせがわ　りえ）

料理研究家。大手食品会社で商品開発を担当し、多くのヒット商品を生み出す。その後、レストラン、フランス菓子店、料理研究家のアシスタントを経て独立。雑誌や書籍、テレビなど幅広い分野で活躍中。また、神奈川県「三浦半島はイタリア半島プロジェクト」の発案者としても活動。20年ほど前から夫のお弁当作りをはじめ、ブログで日々のお弁当を紹介。著書は『園児べんとう』『すぐ作れて毎日使える！　10分常備菜』『繰り返し作りたくなる！　ラク弁当レシピ』『繰り返し作りたくなる！　ラク弁当レシピ2』（すべて小社刊）、『青空ピクニック弁当』（イカロス出版）など多数。
●「家族へ　健康弁当」https://riesan.exblog.jp/