香ばしい粒あんを詰めてふっくら蒸した「抹茶とあんこの蒸しパン」レシピ・作り方

もっちり、ふわふわの食感が魅力の米粉の蒸しパン。グルテンフリーで小麦粉アレルギーの方にもおすすめです。こちらのレシピでは、さらに卵や牛乳も加えず、米粉と具材の持つおいしさが際立つ仕上がりにしました。そして、作り方にも一工夫！　どの蒸しパンも蒸し器は使わず、フライパン一つで15分で完成です。

そんなレシピの中から、今回は「抹茶とあんこの蒸しパン」をご紹介します。王道の組み合わせを蒸しパンにアレンジ。鮮やかな緑の生地の中に香ばしい粒あんを詰めてふっくら蒸します。

抹茶とあんこの蒸しパン

［材料］（直径7.5cm×高さ4cmのプリン型5個分）
【A】
・米粉…120g
・抹茶パウダー…小さじ2
・ベーキングパウダー…小さじ2
・上白糖…30g

・豆乳…100ml
・菜種油…大さじ2
・粒あん…60g

抹茶パウダー

和テイストのお菓子ではおなじみの定番素材。お茶の新芽を蒸してもまずに乾燥させ、葉肉だけを石臼でひいたもので、スイーツやドリンクなどに幅広く使える。

1．米粉に抹茶パウダーを加えてよく混ぜる。粒あんは5等分してそれぞれ丸めておく。

2．「基本の米粉蒸しパン」の工程1〜2の要領で、【A】に豆乳、菜種油の順に加えては混ぜる。

3．グラシンカップを敷いた型に2を型の1／3量くらいまで流し、あんを入れて残りの生地を等分に流す。

4．「基本の米粉蒸しパン」の工程4～6の要領で、約2cm深さの水を入れて沸騰させたフライパンに3を並べ、ふたをして強火で約10分蒸す。型からはずして冷ます。

ポイント

あんは5等分して丸める。

型にほろ苦い抹茶生地を入れ、真ん中に丸めたあんを入れて残りの生地を流す。

レシピ考案：料理家・齋藤真紀（さいとう　まき）

お菓子・料理研究家。洋菓子店でパティシエとして勤務したのち、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしいレシピが人気で、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍。『たっぷり作ってずっとおいしい！簡単おかず作りおき おいしい230レシピ』（新星出版社）など著書も多数。