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悩める女子サーファーいらっしゃい!ボードの上で歩いてみたい!|サーフィン講座

その巧みなテクニックにファンの多いプロロングボーダーの島尻裕子さんが、毎回女性サーファーをゲストに迎え、ライディングに関するお悩みを解決するこの企画。女性らしい優雅なサーフィンを楽しむにはボードの長さが重要!? 今回はミッドレングスのお悩みを解決します。

「悩める女子サーファー
いらっしゃい!」
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ゲスト:太刀掛美紗さん
サーフィン歴は3年。最近フォームボードを手にしたばかり。栄養素が多く健康に良いとされる樹木、モリンガの製品を製造・販売している。www.tane33.com

今回のお悩み「ボードの上で歩いてみたい」

島尻:今は8フィート代のサーフボードに乗ってるんだよね?

太刀掛:そうです。最初にスポンジボードでサーフィンを始めて、それがこのサイズでした。2年間はスポンジボードだけを乗って、1年ほど前に初めてフォームボードを手にしたんです。同じサイズの方が安心感があるかなあ、と思って……。

島尻:乗り心地は変わった?

太刀掛:意外と違和感なく乗れてます。けどいつかはロングボードに挑戦したいなと思ってます。ロングボードの女性らしく、華やかなライディングに憧れているんです。

島尻:今も力の抜けたライディングで素敵だと思いますよ。

太刀掛:嬉しいです! でも、いつも同じポジションに立ってしまってそこから身動きが取れないんです。ミッドレングスだからでしょうか? ロングボーダーみたいにウォーキングとか、動きのあるサーフィンをしてみたいなと思っているのに……。

島尻:8フィート代なら、十分ロングボードっぽく乗れますよ。少しクロスステップを入れたり、ステップバックしたり。ノーズライディングは難しくても、動きは出せる!

太刀掛:そうなんですか? まだサーフィンを始めて3年なので、とりあえず今は波に乗ることに必死で、なんとなくフィンの近くに立っている感覚だけがあります。

島尻:フィンの近くに足があるとターン時は有効だけど、前に進みたい時はブレーキをかけている状態になっています。押してくれる波なら同じポジションでもいいけど、力のない波の時は、今のままだと長く乗れないかもしれないね。

太刀掛:そうなんですね。

島尻:今乗っている板はロングボードとは違えども、長さは近いから、体重移動は必要なボードだと思うよ。ボードを走らせたい時は足を前に出し、ターンの時は足を少し後ろに下げるのがいいと思う。ボードが波を降りない時は、足をグッと前に踏み込むだけで重心が前側にかかり、加速するんだよ。ちなみに、その時に足を交差しながら前に出す「クロスステップ」を取り入れると、ロングボードっぽい優雅な雰囲気になるよ。

太刀掛:わぁ、素敵! 今まであまり何も考えず、ソフトボードの延長で乗っていたかもしれません。島尻 ソフトボードは分厚くて浮力も十分だから、波に乗るというシンプルな楽しみを味わえるよね。でも技は仕掛けにくい。フォームのボードでは、厚みや浮力は確かにソフトボードよりは減るけど、レールを入れたり、加重したりと、サーフィンのテクニックが必要となる。それがやっぱり面白いんだよね。

太刀掛:なるほど。サーフィンは奥が深い! これからもっと練習していかなくっちゃ。

島尻:ちなみに今日はたまに大きなセットが入ってきてたけど、サイズのある波は怖くないのかな?

太刀掛:はい。速い波は苦手ですが、今日はゆったりとしていたので、あまり恐怖心はなかったです。

島尻:それなら上達も早そう!

Shimajiri’s answer「まずはクロスステップで前加重に挑戦しては?」

後ろ足を前に出し、サーフボードを加速させるクロスステップは、ロングボードらしいテクニックのひとつ。ぜひ取り入れてみたい。

▲ターンの際は、長さのあるロングボードにしっかりと力を伝えるために後ろ足に重心を起き、ノーズを上げる。すると水面への接地面が少なくなり、ターンがスムーズに。その後クロスステップで前に加重移動。

▲クロスステップ

Point_1 テイクオフ

常に目線がボードの真下にあるため、前にのめり込むようなテイクオフに。結果ボードが安定しない状態で立ち上がってしまい、立ち位置を調整している間に波のボトムへ。これでは波のパワーを活かすのが難しい。

▲乗り方改善でスタイリッシュに

アドバイス後は、ボードではなく進行方向に目線を向けることができ、レールを入れて斜めにテイクオフ! テイクオフ時は体勢を低くし、ボードに波のパワーを伝えることにも成功。余裕のあるライディングになった。

▲アドバイス後!

Point_2 ターン

波のパワーゾーンへ戻る時や、崩れる波を乗り越えたい時など、さまざまなシーンで使えるターンは、より長く波に乗るには欠かせないテクニック。軽いソフトボードでは簡単に力を伝えられたかもしれないが、長くて重いロングの場合は、しっかりと下半身を使った誘導が必要だ。

ティーチャー
島尻裕子

千葉北をホームブレイクとするプロロングボーダー。どんなボードも自在に乗りこなすテクニックは、学ぶべき要素も多数。大網白里に自身のショップ「BONS casa de verano」を構える。

 

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NALU 編集部

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テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

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