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八ヶ岳の山小屋で自然の恵みに包まれる#4|縄文時代と八ヶ岳の関係とは?

約五千年前の縄文時代から人々を魅了していた八ヶ岳の自然。縄文時代と八ヶ岳の関係を知ってから八ヶ岳に訪れると、いつもと少しちがう山の楽しみ方に触れられるはずです。

【ポイント1】
八ヶ岳周辺には数多くの縄文遺跡が

縄文時代の中ごろ、ゆるやかなすそ野が広範囲に広がる八ヶ岳山麓は、暮らしやすい住環境と食環境で遺跡が点在した。人々の生活に欠かせない水や、縄文人の食べ物であったクリやドングリなどの植物、シカやノウサギなどの動物も多く生息。豊かな自然の恵みにより縄文文化が栄え、国宝に指定されるような美しい土偶を生み出した。八ヶ岳周辺エリアの縄文遺跡や黒曜石鉱山の文化と伝統のストーリーは、日本遺産にも認定されている。

【ポイント2】
縄文時代に人々を惹き付けていた黒曜石

八ヶ岳が栄えた理由のひとつである黒曜石は、火山が生み出した天然ガラス。鋭い切れ味を持ち、矢じりやナイフとして使用されていた。霧ヶ峰から八ヶ岳にかけての地域は、日本で有数の黒曜石の原産地。星糞峠や星ヶ塔など、星の名がつく地域があることもひとつの特徴。キラキラ輝くカケラが散らばっていたことから星降る里として言い伝えられてきた。八ヶ岳の冷山周辺には高さ5m を超す黒曜石の壁が露出している。

【ポイント3】
国宝に指定されている縄文時代の土偶

なにか問題が起きたときや、日ごろの感謝を伝えたいときに、神に祈ることを大切にしていたであろう縄文人。なかでも、子どもの誕生と健やかな成長への願いは、妊娠女性の姿をした土偶への祈りに託されていた。縄文時代の遺物として初めて国宝に指定された土偶が「縄文のビーナス」。大きく張り出す腹部が縄文中期の特徴をよく表している。顔に仮面をつけた姿を思わせる「仮面の女神」も有名

縄文と八ヶ岳の関係をもっと知るなら……

聖なる山域を彷彿とさせる

国宝に指定されている「縄文のビーナス」や「仮面の女神」をはじめ、個性的な表情のヴィーナスや八ヶ岳山麓の縄文遺跡から発掘された遺物、資料を数多く展示している。ミュージアムショップも併設されている

尖石縄文考古館

〒391-0213 長野県茅野市豊平4734-132
開館時間:9:00 ~ 17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日の場合は開館)、年末年始
TEL:0266-76-2270

教えてくれたのは…

茅野市 尖石縄文考古館長
守矢昌文さん

「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の発掘に携わっていた縄文文化の研究者であり数多くの縄文遺物を展示する尖石縄文考古館の館長

八ヶ岳MEGUMISTAY

麦草ヒュッテ、高見石小屋、赤岳鉱泉で自然を味わい尽くし、氷の芸術や満天の星空、苔むす森を堪能できるツアー。いつもとはちがう、ちょっと特別な山旅をしたい人や山の楽しみ方を広げたい人におすすめ。

くわしくはWEBへ!

八ヶ岳MEGUMISTAY

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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