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テーピングや止血など、山登りのときの応急手当て

ヒザ痛、ねんざ、熱中症など気をつけていてもケガをしたり、体調を崩してしまうことも。最低限、自分でできる応急処置を教えてもらいました!

アウトドアプロデューサーに聞く
これだけは知っておきたいファーストエイド

“かゆい”は意外とストレスになる

かゆさが気になって山歩きや睡眠に集中できないと、山道の凸凹に気がつかずに足をくじいたり、思わぬ転倒をしたり、体調変化にも鈍くなったりすることも。

大きなトラブルを防ぐためにかゆみを止めておきたい。

ポイズンリムーバーは2分以内に使用

おもにブヨに刺されたときに使用することが多い。「ピストンを引くタイプもあれば押すタイプもあります。購入したら一度は試しておきましょう」。

刺されてから2 分以内に使用しないと効果は低いそうだ。

テーピングは動画をチェック!

ケガのなかでも割合が多いのがヒザ痛。7〜8kgの荷物を背負って歩くと、重心の位置が変わったり、下りでのヒザの負担が大きくなったりするからだ。不安なときはテーピング方法の解説動画をすぐみられるようにしておくのもよい。サポーターテープでは固定できず、代用できない。

傷口を清潔にしてから止血する

汚れをしっかり取り除いて、止血するのが基本。

1)給水用ボトルと小さな穴を開けたペットボトルのキャップ(勢いよく水を出すことで少量でも傷口を洗える)を使って、汚れを洗い流す。
2)擦り傷ならバンドエイドを貼る。
3)流血していたらしっかり押さえて止血。
4)止血部分を固定。いずれも下山するまで化膿しないように通気性のある処置をしておく。

熱中症になったら、体を冷まして水分をとる

暑さで頭がボーッとしてきたら、すぐに木陰で休んで水分補給をする。

顔や体のほてりがある場合は、手ぬぐいを濡らして首に巻いたり、プラティパスを脇の下に入れたりして体を冷やす。がまんして歩き続けると、めまいや立ちくらみでケガをしたり、悪寒がして歩けなくなることも。早めに休むことが重要だ。

教えてくれたのは

アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
長谷部雅一さん

自然に対する豊富な知識を活かして、アウトドアのプロジェクト企画、コーディネート、イベント運営、研修講師など幅広く活躍。また、未就学児や保育士へ自然体験をとおした教育にも力を入れている。

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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