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芸人・桜花さん(中編)│低山トラベラー、偏愛ハイカーに会いに行く#2

低山トラベラーの大内征さんが山好きさんと山を歩く、「偏愛ハイカーに会いに行く」連載がスタート。山の愛し方は人それぞれ、とはいうけれど。十人十色の偏愛ワールドをのぞいてみれば、これからの山の愛し方とその先の未来が見えてくる、かもね。

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今回の偏愛さん

芸人 桜花さん

ダジャレで人を笑わせたい! とお笑い界に飛び込む。趣味の登山は、山小屋や登山用品店で働くほどはまり、趣味の登山とダジャレを組み合わせたネタを披露。ライブやYouTube チャンネル「桜花の頂きマウンテン」でみんなを笑顔にしている。
Instagram @mountainohka/Twitter @FANTASICOHKA

山×ダジャレ芸の道をきりひらくパワーの源泉、家庭環境にあり

いまや「山×ダジャレ」というかけ合わせで、独自のポジションを築いている桜花さん。そもそもダジャレに目覚めたのは、ものごころのついた幼少期だったそうだ。その理由は、最高にリスペクトしているお父さんにある。一家の長が相当なダジャレ好きだそうで、自然と英才教育を受ける形になっていたわけだ。しかも父、山好きときた。山好きでダジャレ好き……。これはもう桜花さんそのものではないか!
影響を与えた身近な人物は、まだいる。大好きだったおばあちゃんの存在だ。その近くに宝登山があったことから、いまでは桜花さんのホームマウンテンのひとつだし、絵を描くことが大好きだったお姉ちゃんといっしょに〝ライブでどんどん展開していくマンガ〞なる遊びを発明して遊んでいたことは、美術工芸を学ぶ短大時代へとつながった。現在の持ちネタのひとつ『山登りあるある』のお手製紙芝居は、まさしくその遊びの賜物だといっていいだろう。まじで絵がうまい。

仕事というと、社会に出るために何かを学んで活かすという発想になるけれど、桜花さんの場合は子どものころに夢中になったことや好きだったことが、そのままいまの仕事につながっているわけだ。これってすごい幸せなことだと思ういっぽうで、好きな仕事を続けるため決断や裏側の努力があることは、容易に想像することができる。それでも彼女は「人生を謳歌しちゃおうか!」といって笑う。桜花さんだけに。
で、そんな桜花さん、山に行くきっかけになる出来事が、芸人デビューした直後にあったそうだ。それが富士山に登ったこと。もともと部活でバスケ(それもかなり厳しい強豪校)に励んで培った脚力が、ここで存分に発揮されることになる。そのときに日本一高い頂に立った事実と、そこで目にした光景に感動して、以降の彼女はますます山へと導かれた。
そんなわけで、短大への進学を「いってよかっタンダイ!」と胸を張る。そうだね、間違いないね!

低山トラベラー、山旅文筆家
大内征(おおうち・せい)

歴史や文化をたどって日本各地の低山を歩き、ローカルハイクの魅力を探究。NHKラジオ深夜便、LuckyFM茨城放送に出演中。著書に『低山トラベル』など。ライフワークは熊野古道

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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