ランドネ×四角友里さん考案!和歌山県田辺市を “ 山好き目線”で旅した2日間をレポート!
ランドネ 編集部
- 2023年05月11日
アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんとランドネ編集部が「1泊2日で田辺の魅力を味わうなら」 と考えたプラン。Mt.ランドネ会員のみなさんが体験してきました!
Index
1泊2日・田辺の山旅スケジュール
1日目
紀伊 田辺駅集合
ひき岩群でトレッキング
田辺市内で町散策&お菓子・ミカン調達
居酒屋で夕食(味光路)
ゲストハウスに宿泊
2日目
喫茶店でモーニング
百聞山渓谷でトレッキング
ストックアウトドア、産直市場でお買いもの
紀伊 田辺駅解散
田辺で楽しむ山歩きと町歩き旅を満喫!
2022年に初めて訪れた和歌山県田辺市。熊野古道・中辺路を歩く登山者の玄関口であるこの町は、旅の通過点ではなく、目的地にしたいほど〝山歩きとふもとの町歩き旅〞の魅力の詰まった場所。海を背にすれば、小さいけれど深い山に囲まれ、日帰りで楽しめる登山コースがいくつもある。また町を歩けば、昔ながらの喫茶店や飲食店街、お菓子屋やゲストハウスが点在し、〝わざと〞路地に迷い込んで、偶然の出会いを楽しみたくなる。
そんな田辺市を、山歩きを愛する人たちなら、どんな旅のプランを立てて、どの山を歩き、何を食べ、何を感じたいだろう。四角友里さんとランドネ編集部は、田辺のあらゆる場所を歩き、景色を眺め、地元の人たちと話し、ごはんを食べ、お菓子とミカンを買いながら、試行錯誤。限られた日数のなかで、できるだけ田辺のことを知ってもらい、また来たいと思ってもらうためのプランが完成し、モニターツアーを開催。
参加者は全国から集まった5名。旅の満足度は、エコバッグいっぱいになっていた、みなさんのお土産の量と比例しているはず!
Tanabe Spot 1. ひき岩群
海をすぐそばに感じる山であり、ここにしかないドラマチックな展開が待つひき岩群。地殻変動によって傾いた岩が風化浸食され、天を仰ぐヒキガエルのように見えることからその名がつけられた場所。進むごとに次々と見どころが訪れ、田辺を代表する名峰は参加者を驚かせた。
樹林帯を抜けると、ふもとの町も海も、ミカン畑も見渡せる絶景の展望地へ。低山とは思えない迫力と感動を味わえる。
Tanabe Spot 2. 田辺のまち
町を歩いてみると、どこかで見たことのあるような路地や、なつかしさを感じる人の暮らしのある風景に出会うことができる。そこで食べる喫茶店のモーニングや、レトロなパッケージのお菓子、地元の人との会話が参加者の心を和ませる。「また来たい」と思える温もりが町のあちこちに。
地元の人に愛され続ける和洋菓子や量り売りのおせんべいを、翌日の山歩きの行動食に調達。
熊野参詣道を表す石標も!
田辺のレトロな町を歩きながら、細い路地の裏でいまも残り続ける古い建物を見たり、熊野三山とゆかりある鬪雞神社でおみくじを引いたり。
Tanabe Spot 3. 百間山渓谷
全長約3kmにわたり続く渓谷のあいだをすり抜けていくように続くトレッキングルート。夏でもひんやりとした空気に包まれるこの場所は、田辺の豊かな自然や食を育む水の原点ともいえる。苔むす森のなか、いくつも滝を横目に進めば、ここが「水の国」と呼ばれる所以を感じるはず。
現地調達オリジナル行動食の完成!
1日目の町歩きで調達したお菓子やミカンを箱に詰めれば、見た目もかわいい自分だけの田辺産おやつセットの完成!
今回、田辺の山を案内してくれたのは
ストックアウトドア 新田浩司さん
田辺市内にあるアウトドアショップを営むほか、関西近郊の山を中心に登山ガイドとしても活躍。今回は2日間、田辺の低山の案内人としてモニターツアーに参加してくれた。
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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