【登山前】ランドネ会員さんからのお悩み解決！｜ランドネ山大学ONLINE

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ランドネ編集部

2023年06月05日

Mt.ランドネ会員さんから届いたお悩みを、愛知県豊田市にあるアウトドアショップ、ムースの石田啓介さんと鈴木一路さんに解決してもらいました！

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Q1.荷物が多くなりがちです。減らす方法はありますか？

A.登山内容に合った容量のバックパックで出かけましょう。

自分が何を持っているのか把握できていないことが多いので、装備をすべてリストアップして、それぞれのアイテムの重さを「見える化」してみてください。そこから、いらないかなと思うものを少しずつ削っていくと軽量化できます。

また、不安から必要以上に大きなバックパックを選ぶ人が多いですが、容量が多いとその分たくさん詰めてしまって重くなりがちです。最適な容量であれば自ずと荷物も軽量化できます。

Q2.水はどのくらい持っていけばいいですか？

A.まずは水の補給ができるポイントがあるか事前に調べましょう。

季節や行程によって必要な量が異なりますが、まず大事なのはそのルートの途中で水場がどこにあるかを事前に調べて把握しておくことです。水場がたくさんあるルートであれば、必要以上に持たなくていいでしょう。それが荷物の軽量化にもつながります。たとえば、5㎞ごとに水場があるなら、持つのは5㎞ぶんだけでいい。

また、山では水場といっても湧き水や沢水などさまざまです。そのまま飲むのは不安だという方はアウトドア用浄水器を持って行くのもおすすめです。水を汲んで直接飲むことのできるフラスクタイプや手持ちのソフトボトルやペットボトルに付けられるタイプがあります。バックパックにひとつ入れておけば、万が一水が切れてしまった！なんてときにも安心です。

Q3.直前の不安を軽くする方法はありますか？

A.当日は何も準備をしないくらい前もって準備を完了するように。

山に行く前にはネガティブなことが思い浮かぶかもしれませんが、不安なことがあるなら
ば事前にたくさん調べて対処方法を知っておくことです。また、エスケープルート（途中で下山できるところ）をあらかじめ確認しておきましょう。天気が崩れたとき、体調が思わしくないときなど、いつでもここから帰れると把握しておくことで不安を軽減できるのではないでしょうか。

それから、山登りを始めると「頂上まで行かなきゃ」と思って、しんどくてもがんばって頂上を目指し、疲労困憊で下山時に事故を起こす例は少なくありません。目的は山へ行くこと、のはずです。登頂しなくてもいいか！と引き返すという選択肢をもって、肩の力をほどほどに抜いていきましょう。

Q4.登山の前日によく眠れる方法はあるでしょうか？

A.入眠がよくなる飲むアロマを使ってみてはいかがでしょうか？

前日になって慌てて準備していませんか？荷物の準備をしたり、行程を確認したり、やることがたくさんあると気持ちがたかぶってしまって寝つけないものです。できるだけ前もって準備をすませておき、前日は「とくに何もすることはない。あとは行くだけ！」という状態にしておくといいでしょう。それでも緊張やワクワクでどうしても寝られないときは、CBDオイルなどのリラックス効果のあるアイテムを使ってみるのもいいと思います。

Q5.島の山に登りに行きたいけど、あと一歩踏み出せません。

A.島をメインに考えるのではなく、島旅をメインに考えてみましょう。

旅を楽しむことをメインの目的にし、そのなかに山登りを組みこむようなゆったりとしたプランにしてはどうでしょう。島旅の魅力は、宿に泊まったり、その土地ならではグルメを食べたり。その途中で、余裕があれば山も登る程度に考えておけば気が楽です。

Q6.登山道までのバスは本数が少なく、運行時間も短いことが多いです。プランをうまく立てる方法を考えてください。

A.レンタカーを利用したり、クルマを持っている仲間と登山にいってみましょう。

公共交通機関ではどうしても時間の制約ができてしまい、帰りの時間が気になりますよね。たとえばレンタカーを借りて遠出してみる、車をもっている仲間といっしょに行く、あるいは乗り合いでタクシーを使ってみんなでワリカンすれば、バスと交通費が変わらないこともあります。余裕をもってふもとで一泊するルートにしてみるのもいいかもしれません。