アウトドアタウンときがわで里山遊び #5|ゆるっとポタリングで楽しむ休日ランチ
ランドネ 編集部
- 2023年07月14日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
ゆるっとポタリングで楽しむ休日ランチ
案外、田舎暮らしだと歩かない。理由は単純で、どこに行くにも歩いていくには時間がかかりすぎるからだ。だからといって車移動ばかりだと体も鈍る。そんなときにちょうど良いのが自転車だったりする。
妻と「最近、全然運動できてないね」という話になり、一緒に町のごはん屋さんまで自転車で行くことにした。ちなみに、ときがわ町は自転車乗りにはちょっと有名な町で、ヒルクライマーに人気な白石峠があったり、プロチームも練習しに来る。町のいたるところに自転車ラックが置かれているのも特徴だ。
私たちの愛車はBirdyというメーカーの小径車で、ガンガンスピードを出して走る感じではないが、季節を感じながら色んな場所をゆっくり走るにはピッタリだったりする。折り畳みができる小径車は車に積んで持ち運びしやすいので、キャンプとの相性も良い。最近は泊まった先でサイクリングを楽しむことにハマっていて、先日は小淵沢エリアの絶景ポイントを探して走り回った。
今回のランチは、おなじ歳の移住仲間が今年オープンした「手作りロウソクと暮らしの店 燈akarito」さんで食べることに。完全予約制で手作りのごはんが食べられる。ここのお店では、地元農家さんの季節のお野菜が使われていたり、コーヒー豆も地元で焙煎した豆が使われていたりと、身近な人たちの息遣いが聞こえてくるようなメニューで、食べているとその人たちの顔が浮かんでくる。
メニューも季節ごとに変わり、夏のテーマは「架空亜細亜飯」。旧ワチガトキマ皇国の庶民のあいだで親しまれてきた人と人をつなぐ「味」というお話(架空)のもと料理が構成されていて、蒸し暑い夏でも食欲が湧く副菜が大きなプレートにズラリと並ぶ。気になった方は、ぜひお店のインスタグラム(@akarito_kurashi)をチェックしてみてほしい。
食べた分は自転車で消費!ということで、少し遠回りしながら帰宅。ときがわ町も走ってて楽しい場所がたくさんある。地元の人しかわからないような何気ない裏道をつないでいくと、車通りも少なくちょっとした冒険感を味わえる経路で目的地まで辿り着くことができる。個人的にはお店や名所ばかりを巡るツアーより、人々の暮らしに触れるようなツアーが好きだったりするので、いつかそんな自転車ガイドツアーもこの町でやってみたい。
Profile|青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。https://noniwa.jp/
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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