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緑豊かな東京・奥多摩の「百尋ノ滝」と「日原鍾乳洞」|涼しさを感じるおすすめの山 #1

残暑の厳しさが増している昨今。少しでも涼しい場所を求めて、山の上や山のなかを目指す人も多いはずです。ここでは、そんな8月、9月の暑さを忘れることのできる山を、Mt.ランドネのメンバーがおすすめ。選ぶ山やルートによって、驚くほどの涼しさを感じることができます!

緑豊かな東京・奥多摩の「百尋ノ滝」と「日原鍾乳洞」で涼を楽しむ

▲苔むす美しい山のなか。このような橋を渡って行く。

都心から日帰りで行けて、山を感じながら涼がとれる場所。私がおすすめするのは、奥多摩を代表する名瀑「百尋ノ滝」と、関東一の規模をもつ平均気温11℃の洞窟「日原鍾乳洞」です。

どちらも公共交通手段で行くことが可能。おなじバスの路線を利用するので、しっかり計画を立てれば一日でめぐることもできます。

▲岩に座って滝を眺めているだけで、す~っと汗が引いていくほどの涼しさ。

「百尋ノ滝」は、川苔山(標高1,363m)登山コースの途中にあります。

山中の岩と緑に囲まれ、高さ40mの崖の上から白い筋を見せながら滔々と流れ落ちるようすは、何とも美しく、「うわ~っ、ステキ」と思わず声が出るほどの光景です。滝の水しぶきで冷やされた空気が風となり、辺りに流れる感じに「極上の涼しさって、このことかも!」と。滝のすぐそばまで近づき、絶え間なく降り注ぐ清流を見上げて過ごすのもいい時間です。

登山口から滝へのルートは、木陰の多い沢沿いの道。さほど急な登りがなく、林道と登山道を合わせて1時間50分ほどでたどり着けるのもおすすめのポイントです。登山道は、少し道幅の狭いところや岩場もあるので、気を付けて進みましょう。

▲上へ下へと薄暗い洞窟内を移動。まるで天然の立体迷路。奥まで来るとパッと開けて大空間が。

「日原鍾乳洞」は、全長800m(総延長 1,270m、高低差134m)の洞窟です。東京都の天然記念物にも指定され、関東一の規模。天井からつららのように垂れ下がる鍾乳石を眺めたり、山岳信仰の痕跡をたどりながら薄暗い洞窟を進んで行くのは、まさに探険気分。

洞窟奥にあるライトアップされた見どころの大空間は、洞窟内にこんな天井が高くて広いスペースがあるなんて!と、驚きと涼しさとをいっしょに楽しめる場所です。

 

おすすめルート:歩行時間4時間50分
川乗橋バス停~細倉橋 ~百尋ノ滝~細倉橋~川乗橋バス停(バス乗車、約16分)~鍾乳洞バス停~日原鍾乳洞(見学約1時間)~鍾乳洞バス停~奥多摩駅バス停~奥多摩温泉もえぎの湯~奥多摩駅

アクセス:電車の場合、奥多摩駅から川乗橋バス停まで、路線バスで約13分。バスの本数が少ないため要確認。車の場合、圏央道・青梅ICから青梅街道で約1時間。TOKYOトラウトカントリー有料駐車場を利用。川乗橋バス停まで徒歩約15分。「日原鍾乳洞」に駐車場あり。

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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