寒さ対策のキモは“ヒジ”にあった|芥田晃志の体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!
- 2021年10月28日
冬場のレースや雨の日のトレーニングでは “寒さ対策” が大切ですよね。スタートが早朝だったり、レース中の急な悪天候で寒くなったり……。レース時はなるべく軽装でいたいランナーなら、ウエアリング以外の “寒さ対策”、知りたくないですか? そこで今回紹介するのが “ヒジ” のテーピング!
Index
「体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!」はこちらから。
テーピングをすると寒さ対策になるって本当?
みなさんは「寒いよ~」とジェスチャーするとき、ヒジまわりをさするポーズをしませんか? そう、人が寒さを感じやすい部位はヒジなんです。つまり、この部位にテーピングを貼って防寒すれば、寒さ知らずのランナーになれるというわけです!
「テーピングをしただけで、なんで!?」という感じですよね。物理的に説明すると、ニューハレテーピングは基本的に伸ばして貼らないテーピングなので、皮膚にシワが寄りやすくなって皮下の血流が確保されたり、皮膚に厚さが増すことで温かく感じる、という仕組み。またテーピングを貼ることで、皮膚がもう1枚あるような感覚になり、冷たい外気や雨があたっても体が冷えにくくなるというわけなんですね。逆に、暑いときには、テープを濡らします。すると、テープが乾いていく気化熱で体温を奪うので、筋肉のクーリングにもなるんですよ。
テーピングは筋肉のサポート以外の活用法もたくさん! “寒さ対策” に悩むランナーは、ぜひ試してみてくださいね。
防寒対策
寒さ対策の一つとして、ヒジまわりのテーピングがおすすめです。走る前に貼っておけば、走行中に腕まわりの寒さが軽減すること間違いナシ!
貼りかた
<STEP1>
まず腕を垂直に上げる。手の平が肩のうしろにつくようにヒジを曲げていき、二の腕の筋肉を伸ばす。この状態からテーピングを施していこう。
<STEP2>
ヒジの先から1~2cm下にテープの端を貼りつける。そのままテープを伸ばさずに、二の腕の筋肉のラインに沿って真下方向に貼りつけたら完成!
教えてくれた人
テーピングトレーナー/芥田晃志さん
ニューハレテーピングトレーナー。マラソンやトレランなどの市民ランナーからトップアスリートまで、幅広い層のボディケアを行う。
Share