異国の地・台湾の温泉文化を覗いてみよう!
トリコガイドシリーズ 編集部
- 2016年03月11日
日本から近く、リーズナブルな価格で行けることでも人気の台湾。この春にも旅行を予定している方もいるのでは?
ところで、台湾は実は知られざる温泉の宝庫。小さな島ながら、100カ所以上もの温泉が湧き出ている。その中でも台湾四大名泉の一つにも挙げられている北投は、台北から約30 分と気軽に行けるため、台北観光で訪れる日本人にとって最も行きやすい温泉地となっている。
1894年にドイツ人商人が温泉を発見し、日本人の手によって開発が行われた歴史があり、日本式の大浴場に個室風呂、露天温泉などが楽しめる。国内で唯一、同じエリア内でラジウム泉の青湯、硫黄泉の白湯、炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉の3種類の泉質を擁し、その効能の高さから日露戦争時代には日本軍の傷病兵の湯治場としても利用された。
ゆっくりお湯に浸かってくつろいだ後は、地元の人たちに混じってこんなスポットを観光してみるのも面白い。
1.北投温泉博物館
北投温泉の発展を学べる博物館。築100 年を誇り、1 階はレンガ造りで2 階は木造。元は共同浴場だった建物を修復しており、和洋折衷の建築様式が見られるのも興味深い。国指定文化財となっている。
住所:北投區中山路2號
営業時間:9:00 ~ 17:00(月曜・祝日休み)
アクセス:MRT新北投支線新北投駅より徒歩
2.台北市立図書館北投分館
エコ建築として有名な木造建築。地下1階地上2階建。CNNの世界で最も美しい公共図書館のひとつにも選出された。閲覧のみ利用可。
住所:北投區光明路251號
営業時間:曜日によって異なる
アクセス:MRT新北投支線新北投駅より徒歩
3.北投温泉親水公園
北投温泉は日本人が開発したため和風の旅館も多い。温泉をじっくり味わうには、そうした旅館やホテルを利用するのがベストだが、レジャー志向の「北投温泉親水公園」のような公共温泉もある。こちらの施設は水着着用となっている。
住所:北投區中山路6號
営業時間:05:30~22:00(6回の入れ替え制)
アクセス:MRT新北投支線新北投駅より徒歩
日本によく似ている一方で、やはり異国。エキゾチックな魅力に満ちた台湾の温泉文化には、大いに好奇心をそそられる。百聞は一見にしかず、台北観光の折には少し足を伸ばしてみてはいかがだろうか?
(編集 M)
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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。
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