移転前に食べておきたい! 食のプロが愛した築地場内の朝ごはん
トリコガイドシリーズ 編集部
- 2016年09月05日
着々と近づきつつある、築地市場の豊洲移転。80余年の歴史をもつ場内市場とともに、築地で働く人々のお腹を満たしてきた場内のすべての飲食店は、2017年1月以降に移転が予定されている。豊洲市場に行けば変わらぬ味が楽しめるとはいえ、あの独特の雰囲気とはお別れ。そこで、移転前に必ず食べたい築地場内の名店の朝ごはんを厳選してご紹介。その味と雰囲気を、舌と記憶に留めに行こう。
Index
知ってた? 移転するのは「場内市場」
1935年の開場より日本の食を支えてきた東京都中央卸売市場・築地市場。施設の老朽化などで豊洲への移転が決定し、今が最後とつめかけた人々で連日大賑わいとなっている。
ただし、築地市場全体が閉鎖されるわけではない。引っ越しするのは、せりや仲卸が行われるゾーンと飲食街「魚がし横丁」からなる「場内市場」。場内市場に隣接し、食事処や専門店など約400店が軒を連ねる「場外市場」は今の場所に残される。
場内市場の移転は2016年11月に予定されていたが、東京都の判断により、2017年1月以降に延期されることになった。とはいえ、移転が中止になったわけではないので、早めの訪問がおすすめだ。
ふんわり絶品。あんこう屋 高はしの“あなご丼”
魚好きから絶大な支持を集める名店。その日、仕入れた最高級の旬の魚を煮付けや刺身、塩焼きなどで味わえるが、朝ごはんには名物の「あなご丼」(2117円)がおすすめ。穴子のふんわりした身の食感と旨みは絶品で、添えられたワサビがいいアクセントに。カウンター10席のみの、こぢんまりとした店内の雰囲気も存分に堪能したい。
DATA
あんこう屋 高はし(あんこうや たかはし)
住所:中央区築地5-2-1 8号館
電話:03-3541-1189
営業時間:8:00-13:00
※売り切れ次第終了
定休日:水・日曜、休市日
トーストと相性抜群! センリ軒の“半熟入りクリームシチュー”
大正初期に創業し、かつて魚河岸があった日本橋から築地に移転した歴史ある喫茶店。ノスタルジックな雰囲気が漂う店内では、市場の人々が思い思いに憩いのひと時を過ごしている。朝ごはんには、ホワイトシチューに半熟卵をトッピングした看板メニューの「半熟入りクリームシチュー」(570円)を。トロ~リ濃厚な味わいは、一度食べたらやみつきになりそう。
DATA
センリ軒(センリけん)
住所:中央区築地5-2-1 8号館
電話:03-3541-2240
営業時間:4:00-12:30
定休日:休市日
あんこう屋 高はしは10:00~11:00、センリ軒は10:00~12:30が比較的空いているので、その時間を狙ってみて。水・日曜は基本的に市場の休業日で、多くのお店が休むので注意!
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。
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