鎌倉の紫陽花(あじさい)の名所、見どころ、見頃は?
トリコガイドシリーズ 編集部
- 2019年10月03日
多くの寺社仏閣が点在する古都・鎌倉は、花の名所が多いことでも有名です。なかでも例年6月初旬~下旬に見頃を迎える紫陽花(あじさい)の季節は、多くの観光客で賑わいます。中には拝観するために行列ができるお寺も。そこで、鎌倉の中でもとっておきのあじさいの名所をご紹介しましょう。
Index
心落ち着く“あじさい寺”「明月院」
鎌倉屈指のあじさいの名所として知られる明月院。境内に植えられた2500株のあじさいが見頃を迎えると行列が出来るほどの人気ぶりです。鎌倉石の参道に植えられたあじさいは、例年およそ6月10日~6月末までが見頃といわれています。
明月院は1160年創建の明月庵が起源で、その後、8代執権北条時宗が最明寺を前身として禅興寺を創建。その塔頭として明月院と改められました (明治初頭に禅興寺は廃絶)。
【DATA】
明月院(めいげついん)
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
電話:0467-24-3437
拝観時間:9:00~16:00 ※6月は8:30~17:00
40種類以上約2500株のあじさいが群生「長谷寺」
眺望散策路を埋め尽くす約2500株のあじさいは息をのむ美しさです。長谷寺のあじさいは、40種類以上と品種が豊富なのも特長。そのため開花が少しずつずれ、長い間楽しめるのもうれしいポイントです。
境内はふたつの池の回遊式庭園となっており、自然を散策しながら仏像が祀られたお堂を見て回ることができます。さらに奥へ進むと、海と街並みが一望できる見晴台も。時間をかけて散策したいあじさいのスポットです。
【DATA】
長谷寺(はせでら)
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
電話:0467-22-6300
拝観時間:8:00~17:00 ※10~2月 ~16:30
鎌倉随一の花の名所「瑞泉寺」
永福寺跡から瑞泉寺の総門までの参道沿いに植えられたあじさいは、例年6月中旬頃に見頃を迎えます。あじさいの他にも境内では、水仙、椿や梅の古木、フヨウなど四季の花々が楽しめる花の名所としても有名です。
1327(嘉暦2)年、鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺として開山。本堂の奥に広がる夢窓国師が手掛けた庭園は、鎌倉に唯一残る鎌倉期のもので、国の名勝に指定されています。
【DATA】
瑞泉寺(ずいせんじ)
住所:神奈川県鎌倉市二階堂710
電話:0467-22-1191
拝観時間:9:00~16:30
大切に愛用したい逸品。あじさいをモチーフとした鎌倉彫
鎌倉時代の文化が唯一残っているともいえる鎌倉彫には日常的に使える道具も。「鎌倉彫山水堂」では、あじさいをモチーフにしたスプーン、フォークや急須台を取り扱っており、お土産はもちろん、自分用として長く愛用したい一品。乾口塗りの漆塗りは使い続けるうちに味わいある色に変化していきます。
【DATA】
鎌倉彫山水堂(かまくらぼりさんすいどう)
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-24
電話:0467-23-3999
営業時間:9:30~18:15
あじさいの名所として人気のあった「成就院(せいじゅいん)」は、2019年に参道の修復工事が完了。参道を彩っていたあじさい262株は宮城県南三陸町へと寄贈されました。変わりに宮城県の県花「萩」を少しずつ植えているそうなので、あじさいとはまた違った趣の成就院参道が見られるのも待ち遠しいですね。
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