台湾・九份おすすめの観光スポット&グルメ|編集部イチオシの回り方もご紹介
トリコガイドシリーズ 編集部
- 2017年02月28日
一度は訪れたいと誰もが願う「九份」は、幻想的な景色と出合うことができる台湾の中でも人気の観光スポットです。まるで映画のワンシーンのような風景を楽しんだり、台湾グルメを堪能したりと、楽しみ方もいろいろ。今回は九份のおすすめスポット&グルメをご紹介します。
Index
九份は独特の風景と情緒ある町並みを楽しみたい
かつてはわずか9世帯からなる集落だった九份は、19世紀に金鉱が発見されるとゴールドラッシュにわき、日本統治時代に最盛期を迎えました。しかし1971年の閉山とともに街は衰退してしまいます。
その後、金鉱で栄えた時代の面影を残す建物や街並み、高台から望む海やサンセットなどの景色が注目され、台湾映画『悲情城市』のロケ地や『千と千尋の神隠し』の街のモデルとなったことから人気に火がつき、台湾きっての大観光地になりました。
夕日に染まる街並み、店先の提灯に明かりが灯る風景が胸に染み入る美しさ。移りゆく街の表情を眺めながら、幻想的な旅の時間を心に刻みたいスポットです。
店舗そのものが絶景のひとつ「阿妹茶樓」
夜に灯る提灯の明かりは、九份の夜景の象徴的存在です。テラス席からの眺めは九份随一ともいわれる絶景。日本語の堪能な店主との会話が華を添えてくれるでしょう。
【DATA】
阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)
住所:瑞芳區豎崎路市下巷20號
営業時間:8:30〜翌1:00、金・土曜〜翌3:00
定休日:無休
九份の食べ歩きグルメ
九份の街には、大都市では出合えない素朴な台湾の食文化がぎっしり詰まっています。名店揃いなので、ぜひ足を踏み入れてみましょう。
“千と千尋”にも出たプニプニ肉「金枝紅糟肉圓本舗」
肉圓とは、ぷるぷるした食感の皮で豚肉のあんを包んで甘辛いタレで煮込んだ食べ物です。屋台でも定番の味ですが、ここでは米麹を使用しており、マイルドな味わいが特徴です。
【DATA】
金枝紅糟肉圓本舗(ジンズーホンザオロウユェンベンプー)
住所:瑞芳區基山街112號
営業時間:9:00〜19:00 ※土・日曜〜21:00
定休日:無休
モチモチの食感が癖になる「阿柑姨芋圓店」
芋圓(タロイモの団子)が名物の老舗です。ホットとアイスが選べ、店頭でのテイクアウトのほか、併設された展望台で食べるのもおすすめ。飲食店が集まる基山街からは離れた坂の上にあるので、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
【DATA】
阿柑姨芋圓店(アーガンイーユィーユェンディエン)
住所:瑞芳區豎崎路5號
営業時間:9:00〜20:00 ※土曜〜22:00
定休日:無休
侮れない小さな魯肉飯「九份張記傳統魚丸」
バス停から中心部へ続く基山街にある食堂が「九份張記傳統魚丸」です。名物の魯肉飯は、25元でかなりの実力派。小さなうつわに盛られ、おやつ感覚でペロリと食べられるところが嬉しいですね。スープの綜合魚丸湯を合わせていただくのがおすすめの食べ方です。
【DATA】
九份張記傳統魚丸(ジョウフンジャンジーチュアントンユーワン)
住所:瑞芳區基山街23號
営業時間:10:00〜19:00 ※土・日曜〜20:00
定休日:不定休
パクチーとアイスの変化球「阿珠雪在燒」
潤餅にアイスクリーム、ピーナッツを飴で固めたものをカンナで削りかけ、パクチーをトッピングした屋台名物の専門店。春巻き状に巻いてラップに包んで提供してくれるユニークなスイーツです。甘さ控えめなアイスにパクチーが意外に合う1品を、ぜひ試してみてください。
【DATA】
阿珠雪在燒(アージュウシェーザイシャウ)
住所:瑞芳區基山街20號
営業時間:9:30〜20:30
定休日:無休
ゆったりと過ごすなら「九份茶坊」へ
何度も訪れたくなる異空間ともいわれる「九份茶坊」には、画家であるオーナーの審美眼で選び抜かれたうつわや茶器が並んでいます。築100年の建物を利用した店内は、外の喧騒が嘘のように落ち着いた雰囲気です。基本料100元(1名)に茶葉の料金で、本格的な台湾茶を楽しめます。
【DATA】
九份茶坊(ジョウフンチャーファン)
住所:瑞芳區基山街142號
営業時間:9:30〜21:00
定休日:無休
URL:https://www.jioufen-teahouse.com.tw/jp/
九份の観光スポット
九份の歴史や、異国情緒あふれる空気を感じることができるおすすめの観光スポットを紹介します。
昔懐かしい雰囲気が漂う「昇平戯院」
黄金時代の九份を象徴する施設です。映画館跡を利用した展示館は入場無料になっているため、ぜひ立ち寄りたいですね。
【DATA】
昇平戯院(シャンピンシーユェン)
住所:瑞芳區九份輕便路137號
営業時間:9:30〜17:00 ※土・日曜日〜18:00
定休日:祝日、第1月曜日
摩訶不思議なお面屋敷「泥人吳鬼臉館」
店主が趣味ではじめたお面づくりの成果を展示したお面屋敷。ユーモアにあふれた表情が魅力的です。
【DATA】
泥人吳鬼臉館(ニーレンウーグェーリェングァン)
住所:瑞芳區豎崎路7號
営業時間:10:00〜17:00、土・日曜〜19:00
定休日:無休
九份観光 編集部がおすすめする1DAYプラン
台北から日帰りで九份を上手に回るプランをトリコガイド編集部がご提案。これで、この記事でご紹介したグルメも景色も逃がしません!
【09:45】台北駅を出発
台北車站からMRT板南線〈南港展覧館〉行きに乗車。
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【10:00】忠孝復興駅到着
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【10:10】忠孝復興駅出発
忠孝復興駅1番出口を出てすぐのバス停から〈1062番 九份・金瓜石〉行きのバスに乗車。約1時間~1時間半で到着。乗る時に九份と伝えておけば降りるタイミングを教えてもらえます。
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【11:15】九份到着
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【11:20】基山街で食べ歩き
入り口から九份の中心まで続く基山街で食べ歩き。コース料理のように「九份張記傳統魚丸」「金枝紅糟肉圓本舗」「阿珠雪在燒」の順での食べ歩きがおすすめです。
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【13:00】「阿妹茶樓」を訪問
基山街を歩くこと5分程度で到着。九份らしさたっぷりの景色を堪能できるスポットです。昼間は太平洋を望む景色を、夜は堤防の幻想的な姿を鑑賞できるので二度訪れてもいいですね。
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【14:30】名物茶房へ
「昇平戯院」に立ち寄り見学をしてから「九份茶坊」へ。お土産をゲットできるチャンスです。
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【16:00】夕暮れ迫る街を散策
「泥人吳鬼臉館」を見学後「阿柑姨芋圓店」で名物スイーツを食べて一休み。夕暮れ時の散策を楽しみましょう。
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【17:30】「阿妹茶樓」で夕日を鑑賞
テラス席を確保し、サンセットタイムを狙いましょう。日没後のマジックアワーは感動的です。(冬季の場合)
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【18:50】バスに乗車し帰路へ
行きのバス停より少し上った場所にあるバス停から乗車。帰りは混雑するので要注意です!
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【19:50】忠考復興駅到着
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【20:00】忠考復興駅出発
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【20:15】台北駅到着
映画のワンシーンのような、歴史を感じる幻想的な街並みを楽しめる九份。景色にグルメにと1日過ごしても飽きないおすすめの観光スポットです。台北を訪れた際には、九份で特別な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか?
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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。
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