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ミラノの美味しいレストラン 地元で愛される名店18選

イタリアを訪れたなら、名店や定番は外せない。しかし実際のところ、在住者のオススメも気になるところ。地元だからこそ知っているツウな店を訪れてみよう。今回は、地元人もオススメするミラノの名店をご紹介。

ウン・ポスト・ア・ミラノ Un Posto a Milano

農家をリノベーションしたバールレストラン。有機野菜を使ったメニューが豊富で、バールではピザなど軽食が、レストランでは野菜を使った前菜、肉料理などが楽しめる。濃厚な味わいながら、胃にもやさしい。

入荷した素材で替わる5つのメニューが楽しめる、前菜の盛り合わせ
肉を使わない5品。前菜の盛り合わせベジタリアンメニュー
鴨の赤ワイン煮込み
ドライトマトを潰したソースにオリーブオイルとチーズ。リガトーニ
農家を改装した店内
イベントホールやゲストハウスもある

 

【DATA】
Un Posto a Milano(ウン・ポスト・ア・ミラノ)
住所:Via Cuccagna 2 ang. Via Lodovico Muratori
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Club
営業時間:10:00〜翌1:00、日曜12:30~15:00、19:30~23:30
定休日:月曜
https://www.unpostoamilano.it/

ラ・バイタ・デル・フォルマッジオ La Baita del Formaggio

1963年からチーズの専門店として家族で経営。5年前に酒と、リゾットやニョッキなども食べられるレストラン部門を新設し、話題を呼んでいる。22時までのアペリティーボタイムはワインにチーズと生ハムの盛り合わせが付いてくるので、気軽に利用したい。

生ハムとオリジナルチーズのパニーニ
中央はゴルゴンゾーラをシャンパンで伸ばしたオリジナルのチーズ。牛肉の生ハムはイタリア産。チーズとハムの盛り合わせ。
量り売りのチーズは300種類ほどあり、イタリア全土のほか、フランスや英国のものも揃う。店で熟成させたオリジナルも必食だ。盛り合わせを頼めば少しずつ試せる。

落ち着ける空間。

【DATA】
La Baita del Formaggio(ラ・バイタ・デル・フォルマッジオ)
住所:Via V Foppa 5
クレジットカード:VISA、Master Card
営業時間:8:30~22:00
定休日:日曜

ジュリアン Julian

南イタリア出身のシェフ、ジュリアーノさんが腕を振るう、地中海料理とピザが食べられるトラットリア兼ピッツァリア。有機野菜を使い、味も確かながら、ピザは(€6)からと良心的。いろいろな料理が少しずつ食べられるスタイルは観光客にもありがたい。

シャンピニオンとオリーブのアレンジ版。ピッツァ・マルゲリータ・コン・フンギ。
ブッラータチーズのフォンデュとブロッコリーの包み焼きはトマトと生クリームが◎。
鶏のレバーペースト・フィレンツェスタイル。
食材の写真もインテリアに。
席数は24とそう広くはないが、そんなアットホームな雰囲気も魅力的だ。

【DATA】
Julian(ジュリアン)
住所:Via Vi gevano 14
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、Diners Club
営業時間:12:00~15:00、18::00~翌2:00(火曜はディナーのみ)
定休日:日曜

レフェットリオ Refettorio

アペリティーボの時間に20ユーロのメインを頼むと野菜中心のビュッフェが付くのがうれしい。食材にこだわり、なるべく近隣農家から取り寄せ、自家製パンやスイーツの小麦粉もオーガニックなものを使用する徹底ぶり。

東欧で食べられている肉の煮込み料理、イザベラのグラシュマッシュポテト添え。
アンチョビとリコッタチーズがトマトに合う。グラニャーノパスタトマト風味。
€20のパスタ類かメインを頼むと付く前菜のビュッフェ。
白を基調とした明るい店内。

ワインも取り揃えている。

【DATA】
Refettorio(レフェットリオ)
住所:Via dellʼOrso 2
クレジットカード:VISA、Master Card、American Express、Diners Club
営業時間:12:00~15:00、19:30~22:30(日曜は12:00~14:30のみ)
定休日:土曜

タルトゥ―フィ・アンド・フレンズ Tartufi & Friends

老舗の革手袋ブランド「セルモネータ」がオープンした、トリュフ専門レストラン。5ツ星ホテルなどでの経歴をもつシェフ、マルコ・フォサッティさんが腕を振るう、トリュフを贅沢に使った料理をいただける。イタリア料理には珍しいシーフードとトリュフの組み合わせも評判だ。

手打ちパスタのトリュフオイル和え、黒トリュフのせ。
手長エビのトリュフとフォアグラ添え。
ニューヨーク風垂直庭園のあるバーカウンター。
お土産にぴったりなトリュフ製品の購入も可。
店内はパリ、ロンドン、ニューヨークをイメージした3部屋。

芳醇な香りの白トリュフバター。
黒トリュフのパテ。
トリュフ入りオリーブオイル。

【DATA】
Tartufi & Friends(タルトゥ―フィ・アンド・フレンズ)
住所:Corso Venezia 18
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Club
営業時間:11:30~22:30
定休日:なし
https://www.tartufiandfriends.it/

カルロ・エ・カミッラ Carlo e Camilla

ミシュラン2ツ星シェフ、カルロ・クラッコさんによる新店。工場を改装したインテリアと、エマヌエーレ・ポリーニが指揮する意外な食材の組み合わせと美しい飾り付けが話題を集めている。食器はすべてリチャード・ジノリ。

黒キャベツと栗を添えた羊の肩肉、ハーブソース。
ジャンドゥーヤとビーツのムースのドルチェ、アセロラソース。
味噌とシソを取り入れた前菜、卵黄とニンジンのスモーク。
木材工場を改装した内装にも注目したい。

【DATA】
カルロ・エ・カミッラ(Carlo e Camilla)
住所:Via Giuseppe Meda 24
クレジットカード:VISA、Master Card、American Express、Diners Club
営業時間:20:00〜22:30、バール18:30〜翌2:00
定休日:なし(貸切の場合はHPで告知)
https://www.carloecamillainsegheria.it/

リストランテ・ベンティトレ・リゾッティ・カーザ・フォンターナ Ristorante 23 Risotti Casa Fontana

“デリケート”や“スパイシー”など4つのカテゴリーに分かれた23種類のリゾットを旬のソースで提供。1テーブル2種類までと決まっているのは、味がわからなくなってしまうからというシェフのこだわり。

熟成牛肉のタルターラ。
白トリュフのせ半熟卵とマッシュポテト。
洋梨の甘みが引き立つ梨とチーズのリゾット。
定番のリゾットをオリジナルワインで。カボチャとサルシッチャのリゾット(※2人前からオーダー可)。
リゾット用ライスとレシピがもらえる。リゾットは一卓に2種まで。

 

【DATA】
Ristorante 23 Risotti Casa Fontana(リストランテ・ベンティトレ・リゾッティ・カーザ・フォンターナ)
住所:Piazza Carbonari 5
クレジットカード:VISA、Master Card
営業時間:12:00〜14:00、19:45〜22:00
定休日:月曜、感謝祭 ※夏季・冬季長期休暇あり、要確認
http://www.23risotti.it/

ドライ Dry

2ツ星レストランやピッツァの名店で腕を磨いたシモーネ・ロンバルディさんが、“ピッツァ×カクテル”という新スタイルを提案。ナポリ風に400〜500℃の窯で焼き上げたピッツァを、オリジナルカクテルとともに味わえる。

プーリア産トマトのマルゲリータ。
トッピングを上に、がイタリア流。ツナソースと特製ハムのフォカッチャ。
チーズとハムのフォカッチャ。
バーテンダーのグリエロさん。
ナポリスタイルの窯で焼き上げる。
入り口そばにはカクテルスタンド、奥にレストランスペースがある。
ジン・フィズ。
ドライジン。

【DATA】
Dry(ドライ)
住所:Via Solferino 33
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Club
営業時間:19:00〜翌1:30 ※フード〜24:00
定休日:不定休
http://drymilano.it/

エル・ブレリン El Brellin

1978年オープンの老舗レストラン。山のものが多い地で食材の特色を生かした、ミラノの伝統的なロンバルディア料理を味わうことができる。一方、近年はショウガなどイタリア料理には珍しい調味料も取り入れている。

サフラン入りのミラノ風リゾット、ポルチーニのミラノ風リゾットは、秋から冬限定のメニュー。
シンプルなミラノ風リゾット脊髄ソース添え。
かつて北イタリアでは手に入りにくかったオリーブオイルではなく、液体バターで焼いた伝統的なミラノ風カツレツ。
木の温もりを感じる全180席の広い店内。

【DATA】
El Brellin(エル・ブレリン)
住所:Vicolo dei Lavandai
クレジットカード:VISA、Master Card、American Express
営業時間:12:30〜14:30、19:30〜23:15
定休日:8/15、12/25、12/30
http://www.brellin.com/

リストランテ・ベルトン Ritorante Berton

いまイタリアで最も注目されるスターシェフの一人アンドレア・ベルトンさんが、自身の名を冠した一軒。クラシックとモダンを共存させた料理スタイルで、2014年にはミシュラン1ツ星の獲得を果たしている。

牛肉とオリーブオイルのカボチャのラヴィオリ。
白身魚サンピエトロとプンタレッレ、ケッパーとオリーブのソース。
シンプルなインテリアでまとめられたスタイリッシュな店内。席間はゆったり広々。
厨房で腕を振るうベルトン氏。
テーブルの上にも演出が。
ボックスシートなど全40席。

【DATA】
Ritorante Berton(リストランテ・ベルトン)
住所:Via Mike Bongiorno 13
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Club
営業時間:12:30〜14:30、19:30〜22:30 ※土・月曜はディナーのみ
定休日:日曜
https://www.ristoranteberton.com/

ラタナ Ratanà

元国鉄の倉庫を改装したモダンなレストラン。伝統的なミラノ料理をカジュアルに味わえる。リゾットのほか、定期的に替わる4種類の前菜や日替わりランチプレートがおすすめ。

マスのオーブン焼き、特製タルタルソース。
ポルチーニとサルヴァ・クレマスコのリゾット。
牛肉の炭火焼き、アンチョビソース。
レコードでジャズが流れる店内。

【DATA】
Ratanà(ラタナ)
住所:Via de Castillia 28
クレジットカード:VISA、Master Card
営業時間:12:30〜14:30、19:30〜23:30 ※18:30〜20:30アペリティーヴォ
定休日:なし
https://www.ratana.it/

トラットリア・マスエッリ・サン・マルコ Trattoria Masuelli S. Marco

もうすぐ創業100周年を迎える、ミラノ郷土料理の老舗。1980年代に食材の味を生かしたスローフードをはじめた店としても知られる。シンプルに調理されたリゾットをぜひ。

牛ホホ肉の赤ワイン煮。
改良を続けている、伝統のスープで米を煮たサフラン入りのミラノ風リゾット。
創業当時の家具も残る内装。

 

【DATA】
Trattoria Masuelli S. Marco(トラットリア・マスエッリ・サン・マルコ)
住所:Viale Umbria 80
クレジットカード:VISA、Master Card、American Express
営業時間:12:30〜14:30、17:30〜22:30 ※月曜はディナーのみ
定休日:日曜
https://www.masuellitrattoria.com/

クラッコ Cracco

テレビ番組やCMに登場している有名シェフのカルロ・クラッコさんが20年ほど前にオープン。世界の有名店で修業した経験を生かし、イタリア料理にとどまらないアイデアあふれるイタリアンフュージョン料理を生み出している。素材を大切にし、ユニークな食材を求めては新しい組み合わせを常に考えているというシェフによる、驚きに満ちた食のエンターテインメントが体験できる。

卵の黄身に酢を加え、独特の食感に。この店の名物料理のひとつ、黄身のマリネ。
オレンジの皮が◎。西洋パセリのリゾット。
アイスフルーツセレクション。
食事に集中し、料理とじっくり向き合えるシンプルな内装。
イタリアでテレビ番組など多くのメディアにも登場しているカリスマシェフのカルロ・クラッコさん。

【DATA】
Cracco(クラッコ)
住所:Via Victor Hugo 4
クレジットカード:VISA、Master Card、American Express
営業時間:12:30〜15:00、19:30〜 翌1:00 ※月・土曜はディナーのみ
定休日:日曜
https://www.ristorantecracco.it/

ダ・ジャコモ Da Giacomo

1950年代にオープンした、シチリア島から直送される新鮮なシーフードが食べられる名店。現在は息子と娘が受け継いでいる。ミラノっ子にとって特別な日を過ごすのにふさわしい店として知られる。格式ある空間で出されるメニューはランチもディナーも変わらず、鮮魚を使った前菜やパスタ、メイン料理、ドルチェなど本場のトスカーナ料理。各国のセレブやミラノの有名シェフもお忍びで通う、ミラノきっての高級店だ。

炒めたズッキーニの花とエビに、さらにエビのソースをからめて。手長エビとズッキーニの花のタリアテッレ。
トマトとオニオンにバルサミコ酢が利いている。オマールエビのカタラーナ。
前菜の盛り合わせ。
毎日シチリアからミラノの店まで直送されてくるシーフード。オマールエビなど、まだ生きたまま並んでいるものも。
歴史を感じさせる重厚な店内。明るい色調で堅苦しさはない。各テーブルには毎日生花が飾られる。

【DATA】
Da Giacomo(ダ・ジャコモ)
住所:Via Sottocorno 6
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express
営業時間:12:30~14:30、19:30~23:30
定休日:なし
http://www.giacomomilano.com/

アル・ポン・デ・フェール Al Pont de Ferr

イタリアではじめて、女性でソムリエの資格を取得したマイダさんがオーナーを務めるトラットリア。うつわと料理の見せ方を徹底的に考えたメニューの数々はミラノでも群を抜いた斬新さ。食材をモザイク状に敷き詰めた前菜やおもちゃのようなドルチェなど、まさに芸術。夜だけのメニューにはデザートに最も合うワインを提案する「手づくりデザートとワインの組み合わせ」というメニューまである。

イカスミやハマチなどの魚介やオレンジ、フォアグラと、あらゆる食材をモザイク状に敷き詰め、見た目もカラフルで食感も楽しい前菜。
飴細工のカンパリを添えたチーズケーキ。
ライトが光る台で提供される演出も見事なドルチェ。
前菜。特注したムラーノグラスのうつわに飴細工の赤玉ネギをのせて。

 

マイダさんこだわりチーズはカウンターからチョイス可能。珍しいワイン目当てに来るお客も。
料理は斬新だが、内装は昔ながらのトラットリア。

【DATA】
Al Pont de Ferr(アル・ポン・デ・フェール)
住所:Ripa di Porta Ticinese 55
クレジットカード:VISA、Master Card
営業時間:12:30~14:30、20:00~22:30
定休日:夏季2週間、年末年始
http://pontdeferr.it/

ウ・バルバ U Barba

ミラノではあまり見かけないジェノヴァ料理の専門店。ここでいただけるのはジェノヴァの代表料理であるバジルソースのジェノヴェーゼ。トロフィエというショートパスタにこだわりのバジルを贅沢に使ったソースがよくからむ。

イワシにリコッタチーズとホウレン草を入れ揚げた、アッチューゲ・リピエーネ。
ショートパスタにペストソースをからめたインゲンとジャガイモ入りのトロフィエ。
チーズ入りのジェノヴァ風フォカッチャ。
「村の物知りの代名詞おじさん」を意味する店名から、さまざまなものが飾られている。

【DATA】
U Barba(ウ・バルバ)
住所:Via Decembrio 33
クレジットカード:VISA、Master Card、Diners Club
営業時間:19:00~23:00、土・日曜12:00~16:00、19:00~23:00
定休日:月曜
https://www.ubarba.it/

ラルトロ・ルカ・エ・アンドレア Lʼaltro Luca e Andrea

90年代後半にルカ氏とアンドレア氏の二人がバールとしてオープンしたのがこの店のはじまり。やがてアンドレア氏の料理への情熱が高まり、ミラノの郷土料理が食べられるレストランとして、別にオープンさせた。オーナーのアンドレア氏は釣りのプロでもあり、自らが捕った新鮮な魚介を出す魚料理専門のレストランも経営している。

厳選されたハムとサラミのサラミ・スッラッセ。
これぞミラノ料理の定番、オッソブーコ・エ・リゾット・ジャッロ。
ベーコンとサルヴィアの風味が食をそそる、ズッキーニ、サルヴィア、パルマ産ベーコンのタッリャテッレ。
ナスのトルタと水牛のモッツァレラチーズ、トルネッタ・ディ・メランザーナ・エ・ブファラ。
本日のケーキ。写真はメロンのケーキ。
カジュアルな雰囲気の店内。壁にはミラノ方言で書かれたオブジェが飾られている。
天気のよい日は外で食べることもでき、目の前を運河が流れている。

【DATA】
Lʼaltro Luca e Andrea(ラルトロ・ルカ・エ・アンドレア)
住所:Via Alzaia Naviglio Grande 24
クレジットカード:VISA、Master Card、JCB、American Express
営業時間:12:00~23:00
定休日:なし
https://www.lucaeandreanavigli.it/

※掲載内容は2017年3月取材時のものです。

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