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【ヘッドスタンドへの道】②頭立ちは肩立ち「サルワンガーサナ」の後に

アーサナにも父母がある

頭頂に体重をかけて、その上に体を一直線に伸ばす「シールシャーサナ」。ヨガのアーサナの父と言われるが、そう、父がいれば母がいるのです。厳父慈母とは世にもヨガにも同じことなのか。親子関係でも厳しい父より先に優しい母に理解を求めるほうが、すんなりと事が運んだりします。

 

母は「サルワンガーサナ」

というわけで、ポーズも母から攻めましょう。母なるポーズは「サルワンガーサナ」。頭で立つ前に肩で立つ、という正攻法です。

このポーズで大事なのは首の保護。神経が通る脊椎の一部である首は繊細な部位。過度の負担がかかると変形することもあるので、無理せず、ブランケットやベルトなどの道具を上手に利用していこう。

サルワンガーサナの入り方

  • ブランケットをたたみ高さを作る。その端に両方の肩をのせ、後頭部を床面に着く。両足を天井方向に上げ、吸いながらお尻を浮かせて、両つま先を頭の先の床に下ろす。ベルトがあればヒジより少し上にかけて、両ヒジが外に開かないようサポート。両腕を肩幅くらいに保ち、両手を背中に添える
  • 両手で背中を支えながら、足を浮かせて(片足ずつでも可)、肩から足先までが床と垂直になるように引き上げる。
  • 肩から足先に通る軸をまっすぐに保つ。最初は1分間から始め、慣れてきたら5分間キープすることを目指そう。ブランケットで高さをつけるのは、首の曲がる角度を緩やかにしてケガを防ぐ目的がある。
  • 両足を頭の先に下ろす。ベルトをしている場合はそれを外し、両腕を頭のほうへ伸ばし腕をリラックス。両腕を体の横に置き、ヒザを緩めながら両足を床へ。両脚であぐらを作り両ヒザは床に。手のひらを上に向けて休む。

 

足先が頭の先に着かない時は

体を立ち上げた時のお尻の高さと同じくらいの椅子などを準備。足を下ろした時に足先が椅子の座面に来る位置にセットしておく。片足ずつ上げたり下げたりを繰り返して、足を引き上げることを意識しよう。左右均等に終えたら、足の甲を椅子の座面に下ろし、両手を頭のほうに伸ばして休む。

 

肩〜足を伸ばす感覚をつかむ

体重を肩で支えて足先を上に伸ばす。一直線でそれを叶えるためには、お腹が丸まることなく背骨が伸びて、そけい部も伸びることが必要になってくる。まさにターダーサナの練習が活きる時。そして足先までの伸びと首を保護するアプローチは、頭で立つ時に欠かせない感覚。アーサナの母・サルワンガーサナこそ、シールシャーサナにチャレンジする前にマスターしておきたいポーズなのです。

 

出典:Yogini アーカイブ ヨガのきほん

「アイアンガーヨガのポーズで基本を身につける」

 

監修:柳生直子

やぎゅうなおこ。’80年、日本人で初めてインドのプーナでアイアンガーヨガを学ぶ。その後もB.K.S.アイアンガー師の元、ヨガ指導者として研鑽を積む。上級指導員(Senior Instructor)正式資格取得。日本アイアンガーヨガ協会の設立に尽力し、後進の育成に力を注いでいる。

 

Text:内池朋子

女性誌編集者を経てRYT200を取得。ヨガやアロマテラピーなどを取り入れた心地よいライフスタイルを発信。

 

 

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大嶋朋子

編集デスク

大嶋朋子

株式会社Lotus8編集統括マネージャー。心理カウンセリング、傾聴を学び、判断基準を「ヨガの八支則」のヤマ・ニヤマにおいて、日々、女性の心と体について知識を深めている。

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