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優しさを育てる「ヨガ」とは

ヨガした後は体も気持ちもスッキリ。最初はそれだけで練習をしていても、続けるうちにだんだん人との関わり方や考え方が変わったという人は多いはず。ヨガをしているとなぜ心にまで変化が起こるのだろうか?

相手にチューニングする

ヨガには八支則という教えがある。最初のヤマ・ニヤマは、してはいけないことや、したほうがいいことの教え。日常生活で他人や自分とどう関わっていくかが説かれている。これは、自分の心を他人に開いていく準備でもある。次のアーサナでは肉体を鍛え、意識を自分の体へ向けていく。プラーナヤーマでは呼吸のコントロール、プラティヤハーラでは、より繊細に自分の心をコントロールする。そして集中のダーラナ、さらに強い集中のディヤーナ、最後にサマーディだ。

最後の三つは、集中の段階を示している。この段階で集中力を高めていくと、目の前にいる対象の波長を読み取れるようになるのだ。つまり、ヨガを深めていくと、あらゆる対象の波長に合わせる(=チューニング)ことができるようになっていく。

相手の波長に合わせるということは、大げさにいうと「相手の一部になる」ということ。一緒にいて心地いい相手と、なんとなく合わないと感じる相手との違いを考えるとわかりやすいかもしれない。自分の気持ちに寄り添った人からもらう言葉は、きっと響き方が違うのではないだろうか。

人生のステップを表すチャクラ

チャクラの概念も、周りとの関わり方に大きく関わっている。人生の中でステップを踏んでいくごとに、波長を合わせる対象が大きくなっていくのだ。第一チャクラでは、食べる寝るなど、自分のことしか考えられない状態。そこからパートナーを求め、子供のために富と権力を追い求めていく。それが満たされていくと、他者へ優しさを与えられるようになり、そこから生き物すべて、世界すべてに愛を持ってエネルギーを注ぐようになっていく。

  • 第7チャクラ(サハスラーラ・チャクラ):世界すべて
  • 第6チャクラ(アージュニャー・チャクラ):人類、生き物すべて
  • 第5チャクラ(ヴィシュッダ・チャクラ):自分と家族、知人友人、見ず知らずの人すべて
  • 第4チャクラ(アナーハータ・チャクラ):自分と家族、知人友人
  • 第3チャクラ(マニプーラ・チャクラ):自分とパートナーとその子供
  • 第2チャクラ(スワディスターナ・チャクラ):自分とパートナー
  • 第1チャクラ(ムーラーダーラ・チャクラ):自分のことで精一杯

波長が合わないと感じる人に対して、自分と相手を別の存在として考えてはいないだろうか。ヨガ的な考え方では、すべては一つ。相手に波長を合わせるということは、人とつながること。「つながる」というのは、ヨガの語源でもある。自分のエネルギーと相手のエネルギーが一体となり同調すると、「私が」というエゴが薄くなり結果的に周りに優しくなれるというわけだ。

自分だったらどうしてほしい?を考える

奉仕の心で日常を行動する生き方のことを、「カルマヨガ」と呼ぶ。「カルマ」の意味はいくつかあるが、その一つは行為という意味。誰かに親切をした時に自分の気持ちも暖かくなるように、行為そのものが結果を残す、という考え方に基づいている。

いいことも悪いことも、自分のした行為は巡り巡って自分にいずれ返ってくる。行為とは自分の映し鏡なのだ。もし誰かに冷たくされてしまったとしたら、自分の行動をまず見直してみよう。自分のその人に対してないがしろな態度をとっていないか?常に置かれた状況の中で、「自分だったら相手にどうしてほしいか?」を考え、それに基づいた行動をする、それが「カルマヨガ」だ。

最終的には、「自分だけがよければすべてよし」というエゴを無くしていくのがヨガのプロセス。相手にチューニングしながら、想像力を働かせて行動する。ヨガの練習はマットの上だけではないのだ。

出典:Yogini vol.71 『心の解剖学』

「ヨガをしていると優しくなるワケ」

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Yogini 編集部

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心と体をつなぐ最高のメソッド、ヨガ。ポーズや思想に始まり、食生活やダイエット、ファッションやアイテムなど、ヨガにまつわるすべてを美しい写真と情報で網羅するヨガ界のオピニオンリーダー誌です。

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