美トレ女子の先輩。モデル・菅井悦子の かっこよく生きるための5か条
YOLO 編集部
- 2017年09月28日
モデル、ヨガインストラクター、またウエイトトレーニングの講師など多彩な菅井悦子さん。
モデル界の第一線で活躍しながら、いろいろな迷いも経験し、その中から今の自分を見つけている彼女。ヨガやトレーニング、食事について学んで、太い芯を作ってきた美トレ女子の先輩が、素敵な女性になるためのアドバイスをしてくれます。
かっこよく生きるための五か条
01. 視野を広く持つ
夫から「悦子にしかできないものをやりなさい」って言われた時は「何があるのだろう?」と、自分に強みを見つけられませんでした。
でも「ヨガで何かをしたいんだったら、悦子にしかできないヨガを作りなさい。そのためのものだと思ってトレーニングも頑張りなさい」という夫の言葉で、ボディメイクをし、その理論を実践した経験からウェイトトレーニングのメソッドを取り入れたUBY(Upper Balance Body YOGA )を始めました。
今の時代、フィットネスも増えてきて、ヨガの先生もモデルもウエイトトレーニングしている人が増えましたけど、私が始めた時はトレーニングしていることを公言する人は、少数でしたし、ウェイトトレーニングに対して批判的な意見もたくさんありました。
夫が言っていたのは「真実を学び、先を走りなさい。そして求められる人になりなさい」ということ。将来の私が幸せになることをやれ、と言ってくれました。トレーニングを始めたころは「何のためにトレーニングをしているんだろう?」と、悩むこともあったけど、積み重ねていった結果、カラダが変わり自信もつき、今は「やっていてよかったな」ってしみじみ思います。
やっぱり広い視野がないといけないんだな、って。木ばかり見ないで森をちゃんと見ないといけない。答えは、もうちょっと先にあるかもしれないから。
02. ブレない軸を持つ なりたい自分の理想像を描こう
モデルをやっていた時は「右にならえ」。細いほうがいい、やせているほうがいい、色白のほうがいい。「モデルはこうあるべきだ」っていうことしか教えてもらえませんでした。だけど、それからちょっと飛び出してヨガを始めて、夫にも出会った。
夫には「出る杭は必ず打たれる、でも着実に正しい道を歩けば誰も何にも言わなくなるから頑張れ」って言われたんですよ。「そんな険しい道は歩きたくない」って思っていたけど、真実をちゃんと進んでいけば結果が伴ってきて、認められるようになる、そうやって正しい道を選んでいく、ということを学びました。
海外では、モデルがワークアウトをするのは何十年も前から普通のこと。商売道具である体を作り上げるのは自分の責任だから、みんなトレーニングしているんです。日本人は常にきれいでかわいくて、努力は隠す、っていう感覚だったからこそ、トレーニングしていることを表に出したら、すごくたたかれました。
偏見があったみたいで「トレーニングなんて別に見たくないし」って言われたけど、今はみんな「私もしてみたい!」といってくれたり、「筋トレっていいね」ってどんどん始めています。「よかった、気づいてくれて。みんな一緒に頑張ろうよ!!」って思っています。
03. いいものをマネる素直さを持つ
本当に信頼できる人の情報は、鵜呑みにしていいと思います。
素敵だな、こういう生き方したいなと思っている人が実践していることは、マネしちゃっていい。「何かちょっと怪しいな」みたいな情報は、1回自分で検証したほうがいいかなと思うけど、鵜呑みにしたほうが早い時もある。それで失敗したらなぜ失敗をしたかを考えて、「また頑張ろう」みたいな感じですけど、素直でいるって結構得することが多いなと思います。
「正直者は馬鹿を見る」とは言うけど、本当に信頼できる人のアドバイスだったら、絶大な効果があると思うんですよね。その信頼できる人を見つけるためにも、実際に会ってお話をすることができるコミュニティって、すごく大事だなと思います。
04. 楽しかったこと、良かったことを言って一日を終わらせよう
誰かが悪口を言っているのを聞くと、もしかして「ほかでは私のことを言ってるんじゃないか」って思うことはありませんか? 悪口を言うと周りにそう思われて、孤独になっていくんですよね。だから悪口は言わない方がいい。
うちは夫と二人暮らしだけど、超むかつくことがあれば夫本人に「むかつく」って言う。でも、「むかつくけど好きだよ」っていう風に、一応両方言っておくの。嫌な気持ちで終わらせないようにする。
怒るのも、気になる人だから。興味がなくなったら別に何とも思わない。根っこの部分に『私が選んだ大切な人』ということがあるからだと思います。忘れちゃいけないこと。文句ばっかり言ってるとそういう人になっちゃう、って反省するんですよ。「何かいい方法ないかな」と思って、『いいことを言って』『笑って』1日を締めくくりたいな、と思っているんですよ!
05. 「どっちでもいい」を持つ
決められないこともいっぱいありますけど、本当は心の中では決まっているはずなんですよね。
「やる」って決めても、いつまでもスタートしない、という場合は、「やらなくてもいい」「今のままでいい」と本当は思っているから進まないと思うんです。自分の本音はどこにあるの?っていうのを、自分で時々発掘作業してあげると自分に正直になれるし、居心地がいいような気がします。
「変わりたい」っていいながら、変わらない人はいっぱいいます。「仕事変えたいなー」「そろそろ結婚したいなー」「何か始めたいなー」って、本当はあんまりそう思ってなくても、言っている女性はたくさんいると思う。自分の本音を探せてないかなあ、って思うんですよね。
本当は結婚しなくても楽しいし、自分でちゃんと生活できているから、結婚したいと思っていなくても「あー結婚したいな、誰かいい人いない?」って口にしている女子、多分いっぱいいる。そのままでいいなら、そのままでいい。今が幸せならその幸せをしっかりと味わってほしいな。でも変わりたいなと思うなら、その一歩を踏み出す勇気を持つ。
なりたいと思うなら進めばいいし、本気でなりたいと思わなかったら進まなくていいと思うんです。「ならなきゃいけない」と思っちゃいけない。「こうあるべきだ」って思っちゃうんだったら、それは「なりたい」じゃないから、苦しくなるだけ。「私はこういう風になりたいな。でもならなくてもいい」っていう二択を持っていたいと思います。
なりたい!って決めたなら、なるように道を進むだけ。
人生ってシンプルなのです。
菅井悦子(プロフィール)
1979年3月13日、宮城県仙台市出身。雑誌『non-no』(集英社)のノンノフレンドとしてモデルデビュー後、『non-no』の専属モデルに。その他、『MORE』『With』など多数のファッション雑誌で活躍。‘09年、全米ヨガアライアンスを取得。ヨガにウエイトトレーニングのメソッドを取り入れた、アッパーバランスボディヨガ(UBY)、リストラティブヨガ、マタニティヨガなどさまざまなヨガの講師、また食育指導士としても活躍中
ライター:沢田聡子
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