『源氏物語』から学ぶ身近な問題の考察【恋愛は前の恋が影響している】
YOLO 編集部
- 2018年09月12日
『源氏物語』は、恋バナの宝庫。そこで、この物語をヒントに現代の男性の心理をひもとき、彼とのつき合い方を考えていきます。今回は恋愛に前の恋が影響しているという、ドキッとする話です。
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初恋の人を追い続けた光源氏
恋愛には初恋が影響している、あるいは初恋が影響して恋愛感情が生じるケースは多いと思います。それを踏まえて、前の恋を次の恋愛の橋渡しにしてみたからいいのではないか…。占いをしていていつも感じます。
光源氏が藤壺を恋い慕ったのは、初めて彼の心を奪った桐壺更衣に酷似していたからです。桐壺更衣は光源氏の実母ですが、彼は子ども心に女性としての魅力を感じ、心を鷲づかみにされてしまったのです。少し成長した光源氏が藤壺に恋愛感情を抱いたのは、「初恋」の女性、桐壺更衣の面影を見たからなのですね。
少し前はやった、『冬のソナタ』は多くの人達を感動させました。主人公達の初恋ならではの、純愛を貫くひたむきさや辛さに共感させられたからなのでしょう。
そこで、上手に恋愛ができなくて悩んでいる人達を占っていると、前の恋や初恋が尾を引いて、次の恋愛の進展を妨げている場合が、少なからずあることがわかります。
新しい恋に臨むために前の恋を使う
だからといって、前の恋の思い出を無理にかき消す必要はないと思います。前の恋の時の心の傷を、新しい恋愛で強引に癒やすのも、決して効果的ではありません。「新しい恋愛に臨むために、どのように気持ちを切り替えていけば良いか」、「前の恋が自分を成長させてくれたことは何か」など、カードはヒントを与えてくれます。
妄想ばかりで実際の恋に進展させられない時、「恋に恋している」と言いますよね。前の恋を懐かしがってばかりの「前の恋に恋をしている」という人、います。前の恋に恋をしているかぎり、新しい恋は生まれないと思うのです。
そこで、ツライかもしれませんが、前の恋の状況を冷静に、客観的に、振り返ってみましょう。
ちょっと前の恋を思い出してみませんか?
例えば、相手の見た目に惹かれて好きになったけれど、人格やものの考え方がわかった時、それを受け入れられなかったことにカードが気づかせてくれたとします。恋愛を長続きさせるには、見た目以上に人格とか価値観が合うかどうかが重要であるのがわかってきます。
さらにまた、自分自身の人格を磨く努力も、価値観を自分の中ではっきりとさせて、それを他者に伝えられるようにする努力も必要だと感じるようになるのです。
あるいは、相手の立場や気持ちを無視して、自分のワガママを押し通していたため、愛想を尽かされてしまったことを、カードに教えられた人もいるでしょう。相手の気持ちのわかる自分に成長できるよう心掛けたいものですね。
このように、成就しなかった前の恋を自分が人として成長するために役立てていけば、いつしか心の奥底で前の恋は美しい思い出に変わるでしょう。
庵
占い研究家の肩書きで様々な占いを学ぶ。タロットカード占い、ハワイアンタロット占い、手相、観相学なで、イベント、対面、電話鑑定など多方面で活躍中。
ブログでは、癒やし系の小説も連載する。スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属。https://www.ikuyo.co.jp
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