現役精神科医が教えてくれる、ややこしい自分とうまくつき合う方法って?
YOLO 編集部
- 2018年09月22日
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頑張るほどこじれる…複雑な自分
元気で前向きな時もあるけれど、どーんと落ち込んでしまうこともある。人間は複雑です。また、後ろ向きスパイラルにはまってしまい、一つのことを考えすぎて抜け出せなくなったり、こじらせてしまったりして、頑張っているのに、いや頑張れば頑張るほど、ツライ思いをすることも少なくないですよね。
そこから抜け出す方法、知りたくありませんか?
「ややこしい自分とうまく付き合う方法」(上田容子著/幻冬社)
考え方のクセを九つに分類
今回紹介するこの本は、第1章でものごとのとらえ方を分類していきます。
それは、考え方のクセとも言うべきもの。全部で九つの分類があるのですが、「自分はこれだ!」とすぐにわかるかもしれません。逆に自分に当てはまらないものは、どうしてそんな風に考えるのか意味がわからなかったりします。ここを読むだけで、人と自分は違うんだなあ…と実感できるはず。
その後の章では、具体的に例を挙げて、その対策方法を教えてくれます。例の中には、著者の上田先生自身のものもあります。
お医者さんで開業していて、カバーの写真は美人だし、成功している人なんだなあ…と感じていた著者本人にも、いろいろな紆余曲折があったことがわかり、何だかホッとしました。そして、激しく共感!
こじれた体と心を手当しよう
自分のことがわかってきたら。後半は、その対策もいろいろ教えてくれます。自己肯定感を高めるボディメンテナンスのことです。
そうは言われても、心がいっぱいいっぱいで、体のメンテナンスなんて、なかなか手が回らない?
大丈夫です。最初に紹介されているのは「マッサージ・鍼灸」。そう、人にやってもらうのです。元気が出てきたら「ヨガ」や「サウナ」などにチャレンジしてもいいですね!その後は、おすすめの食生活についても紹介があります。
本当に困った時はプロに任せるのも手
最後の章では、本当に困った時にどうすればいいのかのガイドもあります。クリニックのことや、精神科で出される薬についてなどの説明もわかりやすく、これは著者が精神科医だからこそ書けること。敷居が高いと感じやすい、医療ですが、もやもやとしている部分がクリアになるので、一読の価値アリです。
読み終わるころには、自分のことが、ちょっとわかるようになっているかもしれません。
ライター:幸雅子
画像出典:Amazon
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