知ってる?普通の水に【ニガリ】をプラスすればミネラルたっぷりの硬水に!
YOLO 編集部
- 2019年04月13日
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日本人はミネラルが不足しがち…
スーパーにはありとあらゆる食べ物が並び、コンビニには24時間すぐに食べられるお弁当や総菜、手軽なフードがそろっています。こんな日本で、まさか栄養が不足しているとは、想像できませんよね?
しかし、平成28年度国民健康・栄養調査によると、20代では18種類のビタミンミネラルのうち、16種類が不足しているという結果が…。朝食抜きや野菜不足など、さまざまな原因が考えられますが、食事以外の原因を探ってみると「水」の質によるところもあるようです。
日本の水はもともと軟水であることが多く、硬水が主流のヨーロッパなどに比べると、水分から補給できるミネラルが少ないとされています。特に硬水に多く含まれている、カルシウムとマグネシウムが不足している若者が多いようです。
硬水でお腹を下す人も
ならば、硬水を飲んでミネラルを強化すればいいのでは?と思われるでしょう。ところが、いざ、硬度が高い水を飲んでみると、お腹がゴロゴロ…ひどい場合は下痢になる人も少なくありません。これは、日本人の体質が硬水に合っていないためだと考えられています。下痢をするのに無理をして硬水を飲み続けるのはナンセンス。栄養の強化どころか、腸内環境の悪化につながりかねません。
ニガリちょい足しでマグネシウムを強化できる!
カルシウムは、乳製品や青菜、小魚や大豆食品で比較的手軽に強化することができますが、意外と難しいのがマグネシウムの強化です。マグネシウムはしらすやイワシの丸干し、アサリ、納豆などに含まれていますが、推奨量の290mgを摂るためには思った以上の量を食べる必要があります。しらすなら200g超、納豆なら6パックも必要となるのです…。そんな量、なかなか食べられませんよね。
そこでオススメしたいのがニガリです。ニガリと言えば、豆腐を作る際の凝固剤として知られていますが、もともとは海水から塩を作る際の副産物で、海水由来のマグネシウムをたっぷり含んでいます。その量は商品によって異なりますが、一日に10~20ml程度摂るだけで十分!普段飲む水に数滴のニガリを加えるだけで、マグネシウムをラクに強化できるというわけです。
適量は美味しいと感じる量
マグネシウムはエネルギー産生に欠かせないミネラル。不足すると疲れやすくなります。「疲れたなー」と思ったら、いつもの水にニガリを少し多めにプラス。これだけで十分効果を得られはずです。適量は「おいしい」と感じる量。「苦い」と感じたら、それは入れすぎ。「水がまろやかになっておいしい」と感じれば、それが適量です。
ニガリの効果はまだあります。朝の飲み物に、ニガリを加えるとお通じが抜群によくなります。この際も、下痢をするようならニガリの量が多すぎ。数滴ずつ加えて、自分の体に合う量を見つけましょう。
水にニガリとレモンを加えるのもいいアイデア!吸収率が低いミネラルは、酸味と合わせることで吸収率が格段にUP。レモンを搾り入れたり、リンゴ酢を加えるだけで、代謝アップにも役立ちます。
写真:後藤武久
ライター:藤岡操(栄養士)
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