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生理前の「重だる時期」に食べたいポタージュ【アーユルヴェーダの台所】

ピッタ(火)の質が乱れやすい

生理前のいわゆる黄体期は、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増え、体温が上がります。これはピッタ(火)の質の影響下にあるということ。女性の生理のサイクルで考えると、ピッタが乱れた場合は、不調のサインとして「PMS(月経前症候群)」が現れます。この時期は、ピッタを乱さないために、刺激の少ない生活にシフトしていくのがオススメです。

また、火の質は「熱い、湿っている、イライラしている」が特徴。今の季節、環境からもピッタの刺激を受けいているので、黄体期は特に、これらの要素をとらないように心がけましょう。

PMSの症状に合わせて生活を変える

PMSの症状別に見てみると、だるさやむくみなどが出ている場合は「重い、油っぽい、動きがない」要素のある食事や生活を控えます。「軽い、温かい、乾燥した」生活を目指します。

カッカしやすかったり、興奮しやすいのなら、仕事などでカーッとなっていると感じたらひと息つく。特に赤みのある吹き出物や口内炎ができる人は、熱くなりすぎない生活を。

塩を取るなら岩塩に

全体には、酸味、塩味、辛味の取りすぎは避けること。特に塩は「火の質」を過剰にし、消化力を下げやすい。塩を取るなら、火の質を乱しにくい岩塩、中でも白い岩塩がオススメです。アルコールやチョコレートなどの刺激物も少なめに。

今回は、ピッタの時期にオススメのポタージュを紹介します。

【カリフラワーと豆乳のポタージュ】

■材料(2人分)
カリフラワー 150g
水 100g
豆乳 200g
エクストラヴァージンオリーブオイル 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1/8
イタリアンパセリ(みじん切り) 適量
塩(あれば岩塩) 3g(小さじ1程度)

■作り方
1) 鍋に水、豆乳、コリアンダーパウダーを入れ、粉っぽさがなくなるまで火にかける。
2) 別の鍋に水(分量外)を沸かし、カリフラワーを崩れるぐらい軟らかくゆでて取り出す。
3) 2をミキサーに入れ、ペースト状にする。回りにくければ 1 を適量混ぜる。
4) 3を1に戻し、塩で味を調え、ひと煮立ちさせる。イタリアンパセリとエクストラヴァージンオリーブオイルを入れる。

生理前の時期、特にこれからの暑い時期には火の質が乱れやすいもの。それを知って、賢く自分を整えましょう。

 

 

ライター:豊田紗江
出典:『ヨガで健康を!』/アーユルヴェーダでホルモンを整える
監修:Kazuya(富岡和也)/料理人、栄養士、セラピスト。ヨガインストラクター養成講座の講師。アーユルヴェーダの病院、リトリートセンター、五つ星のホテルなどでシェフとして働いた経験を生かし、アーユルヴェーダの食事法などを紹介する。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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