「デュアルタスク」で脳も刺激!グーパースクワットで若さキープ
YOLO 編集部
- 2019年10月23日
Index
若さを保つ秘密は「脳」にあり!
身も心も、いつまでも若々しく――それは誰もが一度は思うことなのでは。
若々しくいるためには、心身ともに健康でなければなりません。やはり病気などによって心がくたびれてしまうと、若さを保つのは難しいからです。そのように考えれば、実は脳の若さを保つよう力を注ぐことの大切さに気づくはずです。認知症やそれにともなう成人病など、脳の衰えをきっかけにした病がたくさんあるのだから。
「あえて混乱させる動作」が脳への刺激になる
NHKのテレビ・ラジオ体操で長く活躍されてきた体育指導者の西川佳克さんによると、異なるふたつの動作を同時に行う「デュアルタスク」の体操「グーパースクワット」が、若さを保つことにつながるそう。その秘訣は体だけでなく脳にも刺激を与えること。
まず脳に関しては運動するだけでも神経細胞へ刺激が加わります。ですが、例えば「手のグーパー」と「スクワット」といった異なるふたつの動作を同時に行うとさらに効果的に刺激が加わるのです。それはこのとき脳が一時的に混乱し、整理しようと活性化。その結果、神経細胞に刺激が加わるというわけです。
難しすぎる動作はむしろ脳を疲れさせてしまう
デュアルタスクによってより効果的に脳へ刺激が与えられるわけですが、実は脳は本来、全体的にいろいろなことができるように作られていないので、複雑な電話をしながら歩くといったデュアルタスクになると、かえって脳が疲れ、継続できなくなってしまいます。だからこそ難しすぎないグーパースクワットが最適なのです。
スクワットで衰えがちな太ももの筋肉に刺激
なぜスクワットなのかというと、下半身の筋肉を正しく育てて若々しさの土台とするためです。一般的に筋肉量は歳を重ねるほど減少していき、その減少率は下半身の方が高いとされています。そこで下半身のなかでも大きい筋肉である太ももに、スクワットで効率よく刺激を与えて筋肉量の減少を防ぐわけです。これにより体全体の代謝UPや、全身の血行促進にもつながります。
脳が慣れてきたら別の動作にしてみよう
しかしグーパースクワットも全能ではありません。なぜなら脳は学習をしてしまうからです。つまりこのデュアルタスクの動きを覚えてしまい、グーパースクワットを無意識にできるようになってしまうのです。そうすると脳を刺激することにはつながりません。そんな時には新しい組み合わせを取り入れてみましょう。
出典:『老けない脳と体をつくるスクワット』
監修:西川佳克
ライター:YOLO編集部
- Brand :
- YOLO
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。