インドの知恵!アーユルヴェーダアロマテラピーで本能を呼び起こそう
YOLO 編集部
- 2020年02月05日
Index
本能へ直結する「香り」
空を飛ぶ鳥と地をはう動物、海の中の魚。嗅覚が一番発達しているのは何だと思いますか?正解は「地をはう動物」です。命を狙われる確率が高いと、敵の気配を匂いで察知する動物的本能が鋭く働くのだとか。嗅覚は五感の中で「古い脳(本能)」へ直接刺激を与えることができる、唯一の器官でもあります。
今回はインドの民間療法、アーユルヴェーダの理論にアロマを融合させた、本能に利かせる呼吸法をご紹介。まずは今の状態に合った精油を選ぶところから始めましょう。
【常に振り回されて不安感がある】
甘さや酸味を感じるものや、落ち着きをもたらす香りがオススメ。ラベンダー/ベルガモット/ローズマリーなど。
【ピリピリしてイライラ感がある】
清涼感のある香りや、心を穏やかにするフラワー系がGood。スペアミント/ジャスミン/イランイランなど。
【停滞感があり何ごとも諦めやすい】
停滞を流し、デトックス効果のある木や樹木系の香りを試してみて。ユーカリ/グレープフルーツ/ジュニパーなど。
アロマを使った片鼻呼吸法
1:好きな香りの精油を手のひらに垂らす。
2:右手の人さし指と中指は眉間に置き、親指は右、薬指は左の鼻腔に添える。
3:まずは右の鼻腔を押さえて左の鼻から息を吸う。
4:左を押さえて右から息を吐く。
5:そのまま右から吸い、左から吐く。これで1セット。
何回か繰り返し行い、この時に「私は穏やか、私は穏やか」など、香りとともにポジティブなメッセージを心の中で唱えてみましょう。
潜在意識を使った自分の立て直し方
嗅覚は記憶とも深い関係があるので、それを逆手に使ってみましょう。片鼻呼吸法で使う精油を、ティッシュに垂らして胸元に忍ばせておきます。すると、普段の生活や仕事の場面で、なんだか居心地が悪く逃げ出したくなるようなことに直面しても、胸元から立ち上る精油の香りが潜在意識に記憶されたポジティブなメッセージをよみがえらせ、「今ここ」の自分を立て直してくれます。そのためにも精油は直感に従い、好きな香りを選びましょう。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.45/「今ここにいるためのヨガ」
監修:西川眞知子/日本ナチュラルヒーリングセンター代表。アーユルヴェーダ専門家。長年の研究を基に体質別健康美容法を提案し、独自の簡単生活習慣改善プログラムを構築。
- Brand :
- YOLO
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。