ヨガで解決!ほとんどの人間関係のトラブルは〇〇が原因?
YOLO 編集部
- 2020年01月24日
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悩みとどう向き合って解決すればいい?
ヨガの教科書と言われる、古典文献の『ヨーガスートラ』。この中に書かれている八つの教えの一つ、「ヤマ」(禁戒:すべきでないこと)の筆頭にあるのが、「アヒンサー」という考え方です。そもそもは「不殺生」という意味ですが、後の時代に、ガンディが戦略的にあえて拡大解釈し「非暴力」としました。
「アヒンサー」の反対語は「ヒンサー」=傷つけること。私達の悩みは自分や他人への、あるいは他人からの「ヒンサー」が原因であることが多いのです。その「ヒンサー」のスパイラルから抜け出て、静かな心を取り戻してみませんか?
ヨガ的お悩み相談①
Q:彼が浮気しているんじゃないかと気になって、眠れない。こっそり携帯を見てしまう自分がイヤ。
A:自分を責めずにネガティブな心に打ち勝ちましょう。
人は誰でもネガティブな一面を持っています。だからこそ、それに負けないようポジティブな考え方で生きる練習をしなければいけませんが、それはすぐにはできません。一生をかけて、近づいていく努力をしていきましょう。
その中で、その時に一番いい判断ができるようになっていくでしょう。そして、やがては誰も傷つけないという「アヒンサー」の意識で相手を許し、相手のために祈ることができるようになります。それは自分にも、他人にも大きなギフトになるのです。
ヨガ的お悩み相談②
Q:同僚や友達など、他人と自分を比べて一喜一憂してしまいます。
A:心を落ち着けてなりたい自分に近づきましょう。
例えば、ヨガの前屈のポーズ。前屈があの人ほど深くできない。あんな風にできたらいいな、と思って、正しい練習を積み重ねて目標に近づいていく。それならいいのです。
でも、どうして私はできないのだろう、と頭の中がそのことでいっぱいになって、無理に前屈の練習をして体を傷めてしまう、これは「ヒンサー」です。何のためにヨガのポーズをするのか?その一つは心を整えるためのはず。比べた後、自分はどうなりたいと思ったか。その目的を忘れないで下さい。
いかがですか?アヒンサーを知っておくと、自分も他人も傷つけない生き方に近づいていけます。まずは意識することから始めてみてくださいね。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.66/「ヨガと非暴力〜アヒンサーの考え方、そして用い方〜」
答えてくれた人:クリシュナ・グルジ/東インド生まれ。約10年前から日本に拠点を移し、ヨガセラピーやインド本場の伝統的なヨガの真髄を指導中。日本にいながら“インド本場のヨガを学べる”と話題となる。新潟YOGA総合施設「YOGA SPA」プロデューサー。
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