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秘書が教えるビジネス手土産3つのコツ

取引先に伺う際に手土産って持っていきますか?普段から慣れている人ならともかく、突然手土産が必要になっても、選ぶのって難しい。そこで、外資系企業で、外国人エグゼクティブを補佐する秘書を務めていらっしゃる能町光香さんに、先方の心を掴むビジネス手土産を教えてもらいました。渡す相手に合わせた適切な手土産の選び方をしっかり学びましょう。

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ビジネス手土産で心を掴むための3つのこと

ビジネスシーンにおいて、手土産を渡す時に考えることは、次の3 つです。それは「相手ありきで考えること」「相手を尊重すること」「先読みすること」です。それぞれを詳しく見ていきましょう。

1.相手あり

テレビや雑誌の特集で見る「これを渡せば外さない、定番手土産」の数々……。銀座の有名店や百貨店で取り扱っているもの、トレンドのお菓子などが、華やかなラインナップで紹介されています。どれも間違いではありません。ですが、一流秘書は、それをそのまま使うことはしません。なぜなら、それを贈った相手が必ずしも感動するとは限らないことを知っているからです。

例えば、個別包装のかわいい流行のお菓子を見つけて、直近でお会いする予定のある老舗企業にお持ちした時、果たして相手を感動させることはできるのでしょうか。もしもその企業に若手社員が少ない場合は、あまりにもかわいらしいパッケージですとミスマッチですし、最新の流行のものに価値を感じないかもしれません。

一方、それを女性の多い部署へ渡した場合、お菓子を回しながらデザインまで見て喜んでくれることでしょう。はたまた新進気鋭の社長が率いるベンチャー企業に、無難だと思って認知度の高いおまんじゅうをお渡ししたら、「ここの会社はつまらなさそうだな」と、マイナスな印象を与えてしまう危険性すらあります。どんなに商品が良かったとしても、渡す相手が変われば反応は違うもの。手土産は、自分のあげたいものを渡すことではありません。

あなたのために、あなたのことを考えて、ご家族のことを考えて……。そういった経緯があって選ばれた手土産のほうが、相手の心に響くと思いませんか?それが「相手ありき」ということです。言ってみれば、手土産は気遣いが形になったもの。「あなたのためにこういう理由でこれを選びました」と伝わるものこそ、感動を与えることができるのです。

2.相手を尊重する

渡す相手が誰かを知ればもう安心、というわけではありません。「社長だから高級なものでいいかな」「秘書室には甘いものでいいかな」。本当にそれでいいのでしょうか。感動する手土産には、もう一歩相手に踏み込むことが大切です。それが、「相手を尊重する」ということ。

例えば、初めてお会いする方の場合、その方の履歴をインターネットで検索して、情報収集をします。そして、私は競合会社の商品を手土産のリストから外すようにしています。ただしこの時、「やさしい人と思われたいから」という自分のエゴが混ざらないように気を付けたいところです。なぜなら、自分本位の手土産では相手に感動を与えられないからです。「やさしい人と思われたいから、忙しいのを気遣って栄養ドリンクを持って行った」。一見、気が利く行動ですが、相手は本当に感動するでしょうか。

本当に忙しい時期なのでしょうか、栄養ドリンクが好きな方なのでしょうか……。それよりも、例えば100年続く企業にはその敬意を込めて100年にちなんだ手土産にするなど、相手を尊重し敬意を込めたほうがいいと思いませんか?

3.先読みして

最後に大切なことは、イマジネーションをフルに稼働させて先読みすること。ぜひあなたの想像力を活かしてください。「もうすぐ桜の咲く時期だから」とシーズンを先取りして感じられるものを選んだり、「先月入院されていたから、食べ物に制限があるかも」と体に良いものを選んでみたりします。

例えば、多忙な残業の多いビジネスパーソンでも、安易に栄養ドリンクを渡そうとせず、忙しい時期かどうかをチェックし(社長が最近メディアによく出ている、SNSを見ていると忙しそうだなど)、さらに健康志向なのかどうかも調べてみるといいでしょう。

情報があまりなかったとしたら、健康志向な方でもそうでない方でも当てはまる手土産を選べばいいのです。いろいろとイマジネーションを働かせた結果、甘酒を社員数分持って行こうなどという、発想に辿り着くでしょう。

人と会う時、ファーストコンタクトが大事だとよく言われますが、最初の印象が、その後の人間関係に影響を与えるのです。ですから場合によっては、ファーストコンタクトとしての役割を担う手土産は、定番の枠を超えてクリエイティブに選んでほしいのです。そうすると、あなたの気持ちを、手土産が語り始めるのです。

監修:エグゼクティブ秘書 能町光香
出典:『心を掴むビジネス手土産

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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