くしゃみをした時にドキッ…人には言いにくいデリケートゾーンに要注意

重い物を持った時やくしゃみをした時など、急にお腹に力を入れた時に尿漏れをしてしまうことはありませんか？恥ずかしくてなかなか人には言えない悩みですが、若い世代でも悩んでいる女性は少なくはありません。

尿漏れの原因の一つ、骨盤底筋群

私達のデリケートゾーンには骨盤底筋群という筋肉が位置しています。骨盤の底部にかかっている筋肉で、排せつなどにも関係する部分です。この部分が弱ってしまいうまく機能しないと、尿漏れなどの原因の一つになるのです。

骨盤底筋群は、普段なかなか意識しにくい場所。でも、女性のライフステージの変化にはとても重要な役割を持っている場所でもあるのです。

妊娠出産でダメージを受けやすい

骨盤底筋群は内臓を支える役割も担います。妊娠することによって胎児の重量が増えてくると、当然負担も増えてきます。徐々に重さに負けて弱ってしまうことで、尿漏れなどを起こしやすくなってしまうのです。

また、出産で経膣分娩をした場合は特に大きくダメージを受けます。そこから一気に休みなしの育児が始まるので、なかなか自分の体のケアにまで意識が向かず、ほったらかしになってしまうことが多いのが現状です。

だからこそ、早いうちから骨盤底筋群に目を向けてあげることが大切です。日常の中でできることを少しずつやってみましょう。

骨盤底筋群をしっかり使おう

骨盤底筋群は姿勢を保つ筋肉の一つでもあります。だらんと丸まった背中で力が抜けていると、うまく機能せず負担がかかってしまうことも。腹部と背部、両方ともしっかりと伸ばした正しい姿勢を日常の中でも心がけてみましょう。

腹圧がかかりすぎていると、負担をかける原因になります。腹部を締めつけるきつい下着やボトムには要注意です。また、骨盤底筋のエクササイズもおすすめです。以下の方法でやってみてくださいね。

１．仰向けになってヒザを立てる。
２．腰が反りすぎていないこと、背筋がしっかり伸びていることを確認する。
３．吐く息に合わせてお尻の穴を締める。
４．吸う息に合わせて緩める。

慣れてきたら、仰向けの姿勢から座った姿勢や立った姿勢でも取り入れることができます。周りからはわからないので、ちょっとした時にやってみるのもいいでしょう。

女性にはとても大切な骨盤底筋群、ぜひ今のうちから大切にしてあげてくださいね！

ライター：櫻井麻美
大学在学中に世界一周をし、卒業後は日本各地に住み込みで働きながら生活を送る。既存の価値観の中で生き方を考えることに違和感を覚え、自分はどうやって生きるのか？何をして生きるのか？について探求している。「生きること」をテーマにさまざまな角度から発信している。