サスティナブルが洋服選びのキーワード!リサイクル素材のドレスでSDGs達成に貢献を
YOLO 編集部
- 2020年12月05日
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知っておきたいサスティナブルな取り組み
環境のためにも、私たち人間のためにも大切なことである、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みが盛んになってきました。身近なところではレジ袋の有料化。そして、ファッション・美容業界でもさまざまな取り組みが行われています。そこで今回は、ファッション業界の取り組みの一部を紹介します。
ファッション業界では、人口増加に伴い、衣類の消費量が増加。さらに、廃棄される衣類も増えているものの、リサイクルされている素材はそのうちのわずか1%未満。残りの99%は埋め立てられるか、焼却処分されていることから環境への影響が懸念されています。また、綿のTシャツを1枚作るために2,720Lもの水が使われるなど、資源の枯渇も問題視されている現状です。
ファッション性とサステナビリティの両立化を実現
その問題にいち早く取り組み出したのがH&Mです。プチプラブームの立役者のイメージが先行しがちですが、実は、1997年にはオーガニックコットンを使ったコレクションを発表していたほど、SDGsの取り組みを早々と行っていたブランドなのです。
そして、12月1日に発売した最新作「コンシャスエクスクルーシヴ AW20 コレクション」では、ペットボトルや使用済みの衣類などから作られたワンピースやタキシードなどを展開し、ファッション性とサステナビリティを両立していると話題になっています。
さらに、ワインを作る過程で発生した、廃棄されるぶどうの皮や種などを用いたグレープレザーのブーツ(写真左)や、製造過程で空気中の二酸化炭素を利用した技術を採用したサングラス(写真右)もあり、素材だけではなく、製造方法でもサステナビリティを実現!
商品クレジット: (上段左から)
ワンショルダーワンピース(100%リサイクルポリエステル)¥9,999
ファブリックフラワーカバードワンピース(100% RENU™) ¥34,999
チュールワンピース(100% RENU™)¥29,999
マルチユースブーツ(ミュール部分:53%VEGEA™ ソック部分:53%リサイクルポリエステル)¥15,999
サングラス(フレーム:50%メイド・オブ・エアーバイオ炭、テンプル:50%メイド・オブ・エアーバイオ炭、レンズ:100%ポリメチルメタアクリレート) ¥5,999
H&M カスタマーサービス(TEL:0120-866-201)
※すべて税込み価格です
※限定コレクションのため売り切れている場合もあります。
羽毛の代わりに空気調整で温かさをキープ
サスティナブルな流れはスポーツウエアにも!
フランスで誕生したスポーツウエアブランドの「ルコックスポルティフ」は、スポーツ素材としての機能性や耐久性など、品質にこだわることが、一つのアイテムを長く愛用できることにつながると考えています。
そして今回、羽毛や中綿などを使わず、空気の出し入れによって温度調整ができるエアーチューニングジャケットを開発。環境への配慮と保温性の高さの機能面を両立したアイテムです。
従来の防寒アイテムだと、気温やシーンによって複数枚を使い分ける必要がありましたが、空気の量に応じて保温性を調整できるエアーチューニングジャケットは、1枚で幅広いシーンに対応ができるのも魅力。
商品クレジット:
エアーチューニングジャケット¥25,000
デサントジャパン株式会社 お客様相談室(TEL:0120-46-0310)
※すべて税抜き価格です
今までは、デザインや価格が購入の決め手となっていたところに、SDGsの取り組みを加えることで、いつもの買い物がサステナブルな行動につながります。各ブランドの取り組みをチェックすることで、より楽しい買い物体験ができそうです。
取材協力:H&M、ルコックスポルティフ
ライター:木川誠子
- Brand :
- YOLO
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