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生理中のツラい下痢はホルモンバランスを改善!薬剤師が解説するセルフケア

生理前は便秘になるのに、生理中は下痢になる……と悩んでいる女性は少なくありません。お腹の調子が悪いと仕事や勉強にも集中できなくなってしまい、ツラいですよね。

そこで今回は、生理中の下痢の改善法について、あんしん漢方の薬剤師、佐藤瞳さんにお聞きしました。

生理中に下痢になる原因

受精卵が子宮内膜に着床しなかった場合、子宮内膜がはがれ落ちて、血液とともに体外に排出されます。これが生理です。この時、プロスタグランジンという物質が分泌され、子宮が縮んで血液が体外に出やすくなるように助けます。

しかし、このプロスタグランジンには腸の働きを活発にする働きがあるため、腸が活発に動き過ぎてしまい、下痢になることがあるのです。

注意点として、生理中の下痢の症状の他に、生理痛が重い、月経血の量が多いといった症状がある場合は、子宮内膜症である可能性があります。気になる方は婦人科を受診するようにしましょう。

生理中の下痢はどうやって予防する?下痢になったら?

ここでは、生理の度に下痢にならないようにするために役立つヒントと、下痢になってしまった時の改善法をご紹介します。生理中の下痢にお悩みの方は、ぜひ覚えておいてくださいね。

体幹を温める

東洋医学では、下痢は主に冷えからくる「水毒(すいどく)」が原因であると考られています。そのため、体幹(腰や腹部)を温めることで、下痢を改善することができると考えられます。

体幹を冷やさないようにするためには、下腹部や腰にカイロを貼る、ひざ掛けなどで下半身を温める、お風呂で湯船にゆっくり浸かるなどの方法があります。

普段の生活から体を冷やさないようにすることに加え、生理前後は積極的に「体を温めること」を意識して生活するようにしましょう。

温かい飲み物・食べ物をとる

飲み物や食べ物で体を温めると、下痢の改善に効果的です。カフェインには消化管を刺激する作用があるため、飲み物はなるべくカフェインが入っていないルイボスティーや白湯にしましょう。体を温める食べ物には、しょうが、もち米、加熱したれんこんなどがありますので、ぜひ食事に取り入れてみてくださいね。

また、下痢の時は刺激の強い食べ物や飲料、コーヒー、アルコール、香辛料を摂りすぎないように注意しましょう。体を温めようと思って、熱々のカレーやキムチ鍋をチョイスしてしまわないように気をつけてくださいね。

下痢になってしまったら

下痢の時は脱水症状が出やすくなりますので、水分をしっかり補給するようにしましょう。水分補給をする時は、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も一緒に補給する必要があります。そのため、OS-1やスポーツドリンクなどで水分補給をするといいでしょう。

根本解決なら、漢方がオススメ

「生理中も普段と変わらない体調でいたい」
そんな要望に応えてくれるのが、漢方薬です。
実際に、生理に伴う「下痢」「頭痛」「むくみ」などの悩みに効果を認められている漢方薬はいくつもあります。

とくに漢方薬は、ホルモンバランスの乱れによる不調の改善には高い効果を発揮するでしょう。自然の生薬を組み合わせて作られる漢方薬は西洋薬よりも副作用が少ない点も、嬉しいポイントです。

さらに、漢方薬は症状を抑える作用だけでなく、根本改善に対しても効果を発揮します。たとえば、腰痛に漢方薬を使用した場合、痛みを抑えるだけでなく、ストレスから来る交感神経のバランスの崩れや血流の滞り、冷えなどに働きかけるのです。

漢方薬はこのように、根本的な原因の改善を目指します。そのため、漢方薬の服用を続けることで、同じ症状を繰り返さない体質に変えていくこともできるのです。

また、生薬を何種類も組み合わせて作られている漢方薬は、こころと体のいくつもの症状に同時にアプローチできます。一般的に使われている薬は化学的に合成されており、限定した症状のみに作用するため、その点も異なりますね。

漢方薬のメリットは、以下の3点です。

  1. 医薬品として効果が認められていますが、自然の素材が体にやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれている
  2. ひとりひとりの今の症状に合わせて生薬の組み合わせを調節できる、オーダーメイドのような処方が可能であるため、体質に合えば高い効果が期待できる
  3. 生薬にはたくさんの成分が含まれているので、いくつかの症状に対して、一つの漢方薬で対応できることが多い

さらに、バランスの取れた食事や運動を毎日続けることが難しい場合でも、漢方薬であれば症状や体質に合ったものを飲むだけなので、無理なく続けることができるでしょう。

このように、ストレスなく服用できる漢方薬を、日常の不調改善に取り入れてみませんか?早速試してみたいという方のために、生理中の下痢によく使われる漢方薬をご紹介します。

生理中の下痢によく使われる漢方薬

疲れやすく、手足が冷えやすい方

人参湯(にんじんとう)

気を補いお腹を温めて冷えを取り、胃腸のはたらきをよくして下痢を改善する漢方です。

のどが渇きやすい方、尿量が少ない方

五苓散(ごれいさん)

水分の巡りを改善します。浮腫など、水分が原因となる症状に効果があります。

ただし、漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がないだけではなく、副作用が起こる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。

最近、話題になっている「あんしん漢方」では、漢方A Iを利用した「オンライン漢方相談」を行っていますので、こうした相談窓口を利用して、専門家に相談してみるといいでしょう。自分に効く漢方と出会いたい、お手頃価格で不調を改善したい、という方にぴったりです。

 

あんしん漢方

生理中でもトイレの心配ナシに!変わらない毎日を過ごそう

今回は生理中の下痢についてお伝えしました。冷えを改善すると、肩こりや腰痛が改善されるなど、下痢以外にもたくさんのメリットがあります。今回ご紹介した習慣や漢方薬を上手に生活に取り入れて、生理中でも普段と変わらない快適な毎日を過ごしてくださいね!

<監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 佐藤瞳

製薬会社で臨床開発に従事後、「薬を実際に使っている患者さんの声が聴きたい!」との思いから、調剤薬局で勤務。病気を未然に防ぐライフスタイルや働く女性に役立つ漢方の情報を発信している。登録販売者試験講師としても活躍中。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)
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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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