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『戦火のランナー』を日本に届けたUNITED PEOPLE関根健次さんの思いとは

「人と人をつないで世界の課題解決をする」ーーーそんな志を掲げるUNITED PEOPLEが本作を配給している。これまでも、『プラスティックの海』や『シード〜生命の糧〜』など、社会的テーマを扱った作品を多く紹介している。

今回、なぜ、『戦火のランナー』を日本で上映したいと思ったのか。UNITED PEOPLE代表取締役の関根健次さんにお話を伺った。

前記事《『戦火のランナー』ビル・ギャラガー監督のドキュメンタリー|絶対に観るべき映画一選》はコチラから。

『戦火のランナー』ビル・ギャラガー監督のドキュメンタリー|絶対に観るべき映画一選

『戦火のランナー』ビル・ギャラガー監督のドキュメンタリー|絶対に観るべき映画一選

2021年07月24日

『戦火のランナー』をなぜ日本で配給したいと思ったのですか?

初めて作品を観たのは確か、2020年1月頃、オンラインの映画祭だったと思います。もともとスポーツに関わるドキュメンタリーかつ社会的課題をテーマにした作品を探していたんです。

「難民」という社会的課題であるということだけでなく、内戦を何とか生き延びて、アメリカに移民した後、マラソン選手として頭角を現すグオル・マリアル選手が、「誰のために走るのか」と問われた時、「自分の祖国南スーダンの人々や子供たちのために走るんだ」というパッションを持っていた。彼の諦めない気持ち、勇気ある行動、そして、その人々への願い…。僕が最初に観た時に、そういった彼の行動がとても心に響きました。

©️Bill Gallagher

彼は、「諦めなければ、希望を持ってさえいれば、明日は必ずやってくる」という表現をしてくれたことがあります。僕もそう思いますし、映画という方法で届けることによって、難民だったけれど今はアスリートとして活躍するグオルの夢を諦めない姿を多くの人に届け、勇気や希望を持ってもらいたいなと思っています。

ビル・ギャラガー監督の印象は?

印象ですか…?(笑)そうですね。実際に会いに行こうとは思っていたんですけれども、渡航ができないという状況の中で、これまでオンラインでしか会話をしていないんですけれども、とても朗らかで優しそうな監督だなという印象を持ちました。

アメリカ出身の監督ですが、現在スペインのマドリードに住まれていて、グオル選手は今、アメリカのコロラド州にいるので、三者で会う時は、大変な時差を乗り越えて会話しています。

話していると、監督の作品への強い思い入れを感じました。もともと『戦火のランナー』も短編ドキュメンタリーとして発表しようとしていたそうだったそうなんです。しかし、グオルと出会い、そして取材を重ねていくと、決して短編では済ますことはできないということで、彼自身、のめり込んでいくんですね。そして、計7年間の歳月をかけて、多くのスポンサーを得ることもなく、自分が稼いだお金を注ぎ込んで、ほぼ一人で作り上げていったようなものなんですね。そういった意味で、監督の熱いパッションというものをやっぱり感じて、僕も同じような気持ちで、皆さんにお届けしたいな、という気持ちになりました。

監督とはどんな会話をしたのですか?

この作品が監督にとって、初めての長編映画制作なんですね。そういったことから、海外への映画のセールス、例えば映画を海外の劇場で流すとか、配給会社がどういう風に作品を扱ってくれるのかだとか、彼にとっては初めてということで、弊社が扱わせていただく場合は、こういう風に届けていきたいということ、UNITED PEOPLEは単なる映画会社ではなく、社会課題解決のために映画を届けているということ、過去に上映した作品について、実際にこういう風に届けてきたということをお伝えしました。

その他、劇場公開をした後にも、誰でも上映できる「cinemo」という仕組みを作っていることや、公開後に学校で教材として使われることが多くありますので、「『戦火のランナー』についても、ゆくゆくは公開後に多くの子供たち、学生たちに観てもらえる機会が作れると思います」と話したら、とても共感してくれました。

グオル選手と実際に話した印象は?

とても明るい方ですね。どこかで吹っ切れたのかもしれないですけれども、何せ、8歳の頃に両親とも別れなければならなくなり、奴隷となり、拘束され、多くの親戚・家族を殺されるような壮絶な体験をしている方なんですけれども、多くの人との支えとか、触れ合う中で希望を持ったのかもしれません。話していると、終始「笑顔」な方ですね。もちろん、とくに真剣な眼差しで、これまで走り続けている意味を語ってくれますけれども、とても強く、明るい方という印象ですね。

『戦火のランナー』

監督・プロデューサー:ビル・ギャラガー
脚本・編集:ビル・ギャラガー、エリック・ダニエル・メッツガー
配給:ユナイテッドピープル 宣伝:スリーピン
2020年/アメリカ/英語/88分/カラー/16:9

『戦火のランナー』
公式サイト

上映劇場やスケジュールはコチラから。

「UNITED PEOPLE」についてはコチラから。

 

Mihoko Inagaki
Writer / Editor / Videographer
2006年〜高レベル放射性廃棄物最終処分問題を取材。その傍ら、『Yogini』をはじめ、トレーニング雑誌のライティング、編集に携わる。2013年、高レベル放射性廃棄物最終処分に関するドキュメンタリー『The SITE -Japan Specific-』を制作。2019年、核燃料サイクル計画映画制作プロジェクトを始動。
http://journalasia.blog22.fc2.com/

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