原因は花粉?紫外線?季節のかわり目は肌トラブルに注意!やっておくべき春の肌対策
YOLO 編集部
- 2022年03月24日
毎年春先になると肌がかゆくなったり、荒れたりすることはありませんか?メイクのノリも悪くなって気分が落ち込んでしまう人も少なくないはず。そこで今回は、春に多い肌トラブルである「季節性敏感肌」と、効果的なセルフケアについてご紹介します!
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その肌荒れ、「季節性敏感肌」かも!?
季節性敏感肌とは、毎年決まった時期になると肌が乾燥してかゆくなったり赤みが出たりして肌そのものの免疫力が低下した結果、肌の新陳代謝が悪くなり肌のコンディションが不安定になる症状のこと。
いつも使っている化粧水がしみてヒリヒリしたり、マスクや洋服がちょっと擦れただけでも肌が赤くなったりすることもあります。普段は何ともないのに、その季節だけ肌の不調が現れる場合は、季節性敏感肌を疑った方がいいでしょう。
季節性敏感肌の原因は、季節性アレルゲンと呼ばれるアレルギー物質です。代表的なものには、花粉やハウスダスト、PM2.5などがあり、季節ごとに原因物質が異なります。
こうしたアレルゲンが肌に付着して炎症を引き起こすことで、かゆみや赤み、湿疹などの症状が現れ、敏感肌になってしまうのです。
どうして春は肌がゆらぎやすいの?
1年を通して、春は季節性敏感肌に悩まされる人が多い季節です。ここでは、春に肌がゆらぎやすい理由をご紹介します。
花粉などのアレルゲンが刺激に
花粉が多く飛散する春は、一般的な花粉症だけでなく、皮膚の炎症症状も出やすくなります。特に、春の肌は冬場の乾燥した空気にさらされて、肌のバリア機能が低下しています。したがって、花粉などのアレルゲンに敏感に反応してしまうのです。花粉の他にも、ホコリやPM2.5、カビやハウスダストなども同じくアレルゲンになるので注意しましょう。
一気に増える紫外線
紫外線は2月ごろから増加すると言われています。つまり、それだけ肌へのダメージが増えるということですが、春先はまだ肌寒いので、日焼け対策を忘れてしまいがちです。じわじわと紫外線を浴び続けた肌は、乾燥しやすくなってバリア機能が低下。その結果、肌がゆらぎやすくなってしまうのです。
生活の変化などによるストレス
春は入社や異動など、環境の変化が著しい季節です。忙しくなって睡眠時間が不足したり、新生活にストレスを感じて食生活が乱れたりすることも肌に影響を与えます。
ゆらがない肌を作る方法は?
花粉や紫外線、ストレスといった、ゆらぎ肌の原因を完全に取り除くことは現実的には不可能です。ただ、原因が分かっているのであれば、対策をすることはできます。そこで、春でもゆるがない肌を作るための方法をご紹介します。
すぐに実践できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
花粉や汚れはすぐに落とす!
皮膚に付着したアレルゲンは、落としてしまうことが何よりも大切。そこで、帰宅したらすぐに洗顔をして、肌についた花粉やほこりなどの汚れをしっかり落としましょう。
この時、汚れを落とそうとしてゴシゴシと肌を擦るように洗ってはいけません。摩擦は余計に肌に負担をかけてしまいますし、洗い過ぎは肌を乾燥させてしまいます。たっぷりの泡で優しく洗い上げ、しっかりすすいだ後は、綺麗なタオルで水分を拭き取りましょう。
この時、花粉の付いているタオルで拭いてしまうと意味がないので、できるだけ室内干しをした物や、花粉が付きづらい素材のタオルを使うとさらに効果的です。
しっかり保湿してバリア機能をアップ
肌は本来、表面の角質層にあるバリア機能によって外部刺激から守られています。しかし、強い乾燥やストレスなどによる肌のターンオーバーの乱れによってバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、さらに乾燥して外部刺激に弱くなるという負のスパイラルに。
これがまさに、ゆらぎ肌の状態です。したがって、ゆらがない肌を作るためには、しっかり保湿をして乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を底上げしてあげましょう。
肌は油分と水分のバランスが大切です。たっぷりの化粧水で保湿をした後は、セラミドなどを含んだ乳液やクリームでしっかり蓋をするのを忘れずに。
生活習慣を見直して
生活習慣は肌のコンディションにとても影響を与えます。だからこそ、「肌が荒れている」と感じた時は、スキンケア用品だけでなく生活習慣も見直しましょう。
意識的に睡眠時間を確保する、肌に良いタンパク質やビタミンAを取り入れたバランスの良い食事を摂る、適度な運動を取り入れる、など見直すポイントは色々あります。全てを改めることは難しいですが、肌のためにもできることから始めてみましょう。
ゆらぎ肌を改善して心から春を楽しもう!
今回は春にゆらぎやすい肌の原因と、気軽に試せるセルフケアについてご紹介しました。
毎年肌トラブルに悩まされているという人も、今年の春は肌のコンディションもしっかり整えて、今まで以上に楽しみましょう!
【監修】
今泉スキンクリニック
今泉明子 院長
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
- 聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、最先端の美容医療を学ぶため渡米。ニューヨーク ワイル・コーネル医科大学では皮膚の修復・再生にアプローチする「ペプチド」の研究に従事する。
- 帰国後、都内皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。日々診療を行う傍ら、国内外の学会・講演に登壇、世界中のドクターへ注入技術の指導を行うと共に、『ヒアルロン酸注射』『ボトックス注射』治療の啓蒙にあたる。
【この記事を書いた人】
古谷 祥子(ふるたに しょうこ)
- WEBライター 二児の母
大学卒業後、外資系製薬会社にてMRとして勤務。
その後は医療事務や秘書業務を経て、出産を機にフリーライターの道へ。
現在は医療や育児、美容などの分野をメインにWEBライターとして活動中。
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- Credit :
- ライター:古谷 祥子
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