日本の暦 7月 半夏生|ニッポンの暦で知性と感性を磨いて10年後もいい女に!
YOLO 編集部
- 2022年06月29日
「冬至」や「春分」などでお馴染みの「二十四節気」では、6月21~7月6日ごろは「夏至」(げし)という季節です。
夏至が終わりに近づくと、梅雨も後半。気温が上がり、蒸し暑い日も増えてきます。晴れた日には強い日差し。近づく夏の気配に、思わず外に出て思いっきり体を動かしたくなる季節です。
暦って何? と思ったら「日本の暦「二十四節気」「七十二候」で 感性豊かなイイ女に!」を要チェック!
Index
第三十候「半夏生(はんげしょうず)」
半夏生にはタコ!?
7月1~6日ごろまでの5日間が「半夏生」という季節です。昔から農作業の大切な節目とされ、雨の恩恵をたっぷり受けて早苗がよく育つように、田植えは「半夏生に入るまでに」終わらせることとされていました。その目安となったのが、半夏(カラスビシャク)という薬草。この薬草が生えるころまでに、田植えを済ませるようにと暦の言葉に盛り込まれたのです。まるで小洒落たスケジュール管理法のようですね。
関西地方では、稲がタコの足のように大地にしっかりと根を張ることを願って「半夏生」の頃にタコを食べる風習があります。タコは低脂肪高タンパクで疲れた体にぴったりの食材。農作業に関わることが減った今でも、もうすぐ訪れる暑い夏に備えて、タコ料理を食べて縁起を担ぐのも、季節を楽しむいいアイデアですね!
旬の魚 ハモ
7月1日から1カ月間に渡って行われる京都の祇園祭は、ハモの旬になぞらえて「ハモ祭り」とも呼ばれています。昔の京都では夏に鮮度のよい魚を手に入れるのは至難の業でした。そんな中、生命力が強いハモだけが、生きたまま京都に届けられたことから、京都では夏にハモを楽しむ風習が根付いたようです。
もちろん、旬のハモは脂がのって美味! ハモは「梅雨の雨を飲んで美味しくなる」とも言われています。可愛らしくてオシャレな発想に脱帽です!
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- Credit :
- ライター:藤岡操
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