生理が3カ月以上止まったら要注意!月経がなくなってしまう理由と問題点
YOLO 編集部
- 2023年02月10日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、月経がなくなってしまう理由と問題点を聞きました。
3カ月以上生理が止まっていたら要注意
生理が止まってしまうのは、放置しておいてはいけない健康上の大問題です。無月経について、真理先生に詳しく聞きました。
「3カ月以上生理が止まってしまう状態を、続発性無月経と言います。無月経の期間が長いほど回復が困難になるので、3カ月以上はそのままにしておかないほうがいいです。期間が長く空いてしまえば、それだけ治療が難しくなると思います」
また、平均的な閉経年齢は50.5歳ですが、それよりも早く生理がこなくなってしまう場合もあります。
「40歳未満で閉経することを、早期閉経と言います。45歳くらいから更年期に入るのですが、そのあたりの年齢で早く閉経してしまう方もいます。30代ではないので閉経があってもおかしくはないのですが、卵巣の消耗が激しい方がそうなりがちですね」
現代女性の卵巣は消耗している
生理のたびに、卵子は減っていきます。出産の回数が減っている現代女性は、年齢に対して生理の回数が多い傾向があり、それが卵巣の状態に影響しています。
「卵子の数には、限りがあります。子どもを産んでいる人の方が、妊娠中から授乳中まで長い間生理がないので、卵子の消耗は少ない。現代は産む子どもの数が少ないから、卵巣機能が早く老化しやすい環境にあります」
それから、卵巣の状態に大きくかかわってくるのが生活習慣です。
「あとはやっぱり栄養や睡眠、自律神経の状態も影響します。交感神経が優位になりがちの人は卵巣が早く消耗しますからね。そうすると、早く卵巣が卵子を出し切ってしまう」
自律神経や睡眠にはストレスが関係することも多いもの。日々の生活でストレスをためがちであれば、解消方法を考えましょう。筋トレやヨガはいいかもしれません。もちろん、ストレスのもとになるものから離れる方法も検討したいものです。
出産する・しないにかかわらず、卵巣が元気な状態は健康と美しさの基本。卵巣が消耗しない生活を心がけたいですね。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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