筋膜に直接アプローチして、日々のストレスを発散しよう!
YOLO 編集部
- 2023年09月13日
股関節は無意識にストレスがたまる場所です。ストレッチして気持ちいい部分よりも、収縮して緊張している部分を意識して動くのがポイント。筋肉をあえて収縮して使うことにより、筋膜をサラサラにし、血流をうながし、ほぐすことができます。
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筋膜へアプローチして筋肉をほぐそう
筋膜とは筋肉を包んでいる膜のこと。この膜は主にプロテオアミノグリカンという成分からなっていて、まるで鼻水のような性質を持っています。
実はこのネバネバ、粘着性が高くなるほど筋肉の動きを鈍くし、体にコリや緊張を引き起こすことになります。だから、筋膜はできるだけサラサラの状態を保ちたいのです。
方法は三つあります。熱を作る、動きを作る、水分を作るです。ヨガでは先の二つができます。すなわちポーズによって能動的に筋肉を収縮させて、筋膜に熱を作ります。そして呼吸とポーズを組み合わせたヴィンヤサで体を動かします。
ポーズで体の緊張をほぐすには、ストレッチ重視ではNG。ストレッチして気持ちいい部分よりも、収縮して緊張している部分を意識して動くのがポイントです。筋肉をあえて収縮して使うことにより、筋膜をサラサラにし、血流をうながし、ほぐすことができるのです。
股関節へアプローチ
股関節は無意識にストレスがたまる場所。力を抜く、入れるの繰り返しで股関節周辺の髄液を全方向に動かしていきましょう。
◇股関節を回すフロー
1:脚を前に投げ出して座る。手は後ろに着く。ヒザを引き寄せて下腹部を収縮、そこからお尻の下を意識して股関節を外回し。外旋の動き。
2:ヒザを伸ばし、脚の外側を意識しながら、つま先で遠くの空気にタッチする。外転の動き。
3:つま先で大きな円を描くようにして、太ももの内側を意識して脚を内側へ。内転の動き。
4:太ももの前面と内側を意識してヒザを腹部に寄せながら内に倒し、回旋させる。内旋の動き。
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文:幸雅子
出典:『Yogini』vol.47/「ヨガ塾 ヨガで緊張をコントロールする」
監修:SHU/インスタイル統括ディレクター。解剖生理学博士が作り出した<ヨガシナジー>の日本普及のため力を注ぐ。製薬会社や食品会社の広告宣伝用ヨガポーズの監修、全米ヨガアライアンス200時間・500時間のメイン講師としても活躍中。
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