体が内側から軽やかになる!“おむすび”から知る 理想のカラダの作り方
YOLO 編集部
- 2023年12月05日
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トレーニングを続けられる人は頑張り屋さん
トレーニングで体を鍛える理由は人それぞれ。到達したい目標のために日々のトレーニングを積み重ねている人もいれば、体が変化していくのが楽しい! という人も。でも、共通しているのは少なからずストイックな一面があるということ。
つまり、トレーニングを続けられる人は、自分に厳しくなれる頑張り屋さん。きっと、トレーニング以外の場面でも人のためにちょっと無理をしたり、自分の気持ちをグッと押し込めて耐えてしまうことがあるのでは?
そんなあなたに知ってほしいのが、“おむすび”と“おにぎり”の違いです。
え? 何が違うの? と思いますよね。
これが、大きく違うのです。
ギュウギュウのおにぎり、ふわっとしたおむすび
おにぎりは、ギュッと強く握って、ご飯粒がギュウギュウにくっついている状態。ちょっと噛み応えがあって、密度が濃い感じ。何も考えずに、力を込めてギュッギュとかためた時にでき上がります。
おむすびには、食べた時に口の中でご飯粒がふわっとほぐれていく軽さがあります。ひと粒ひと粒がつぶれず、その間にわずかな空間もあるのに、バラバラにならずまとまっている。絶妙な加減です。ギュッと詰まりすぎてないから、例えば、真ん中にある梅干の酸味と塩気が外側まで広がります。
いつも頑張っている私達は、体がおにぎり状態かも? 常に緊張しているので、細胞同士がギュウギュウにくっついています。隙間がないので軟らかさもなし。頑張っているはずなのに(頑張っているからこそ?)、体も心もエネルギーが通りにくくなっているのです。
その細胞の間に隙間を作って、おむすびの状態にしてあげると、心身ともエネルギーが通りやすくなります。自分の内側からわき上がってくる気力や熱い思い、本当の気持ちが全身に広がり、活力にあふれているのに、しなやかな体へと変わっていくというわけ。
おむすびな体を作るには?
実際に体をほぐし、細胞の間に隙間を作ってみましょう。
あうん洗い
・体を首から頭、おへそからノド、おへそから足先の三つのパートに分け、「あ〜」「う〜」「ん〜」と声を出しながら、手のひらで体を優しく洗うようにさする
・おへそから足先にかけては「あ〜」、おへそからノドは「う〜」、首から頭は「ん〜」
・各パートごとに有音で3回、ささやくように3回、無音で3回ずつ繰り返す
・最後は「あ〜う〜ん」とひと息で唱え、全身を静かに柔らかに結ぶ
・音によって細胞同士の間に隙間を作り、くまなくさすることで全身に意識を置くことができると、体が内側から軽やかに広がっていく感覚が味わえる
顔のマッサージ
・こめかみ、眉の間、小鼻のわき、鼻と口の間、アゴの真ん中にある少しへこんだ場所を、息を吐きながら指の腹で押す。なでたり温めたりするだけでもOK
・耳全体を引っ張ったり回したり、内側や穴までほぐしていく。耳は全身の反射区に当たるので、硬さをほぐすようにまんべんなくほぐす
・頭全体を指の腹でシャンプーするようにほぐす。頭蓋に張りついた頭皮をはがすようなイメージで
・顔はとても緊張しやすいので、頑張り続けて体を硬くしていると、頭皮がカチカチに。顔や耳、頭の筋肉をほぐすることで、おむすびのような柔らかい頭部にしていこう
あうん洗いは、トレーニングを始める前の準備としてやるのもオススメ。無駄な緊張や力みが抜け、エネルギーを全身に巡らせて、心地よく動くことができるでしょう。口の中でほろっと崩れ、具の味がふんわりと広がる…そんな、おむすびを想像しながらやってみて!
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ライター:平地紘子
出典:『Yogini』vol.47/「終わった後はスッキリ 『おむすび理論』でとにかく気持ちよくなるシークエンス」
監修:吉田友子(Elephant* yoga主宰)
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